2023/8/25

【超ヒット本】「ケーキの切れない非行少年」が教える、能力主義の欠点

NewsPicks編集部 記者
出自に関係なく、能力が高ければ出世できる。
能力主義という言葉には、そんなニュアンスが含まれている。
だが、そうした社会で置き去りにされている人がいる、と警鐘を鳴らすのは宮口幸治教授だ。
シリーズ累計150万部のベストセラー「ケーキの切れない非行少年たち」の著者である宮口氏は、精神科医のバックグラウンドを持つ。
そして、少年院や病院で様々な子どもたちと向き合ってきた。
「やる気がないわけでも、怠けているわけでもないけれど、頑張れない人がいる。本人や周囲ですらその原因に気づけないケースは多い」
どうしても頑張れない人たちの背景には、何があるのか。宮口氏に語ってもらった。