お金のためや好奇心で、若者は闇を覗きに行くが、同じように闇からも覗かれているので、御用心を。

犯罪の最新手口は常に更新されてるので、このようなレポートは注意喚起としても意味があると思います。それにしてもいつも思うのですが、こうしたグループはPDCAを高速で回し、常にやり方を改善している。このメンタリティをもって、なんでまっとうなビジネスをやらないのでしょうか…

なんでこんなに犯罪に対する心理的ハードルが低くなってしまったんだろうと思いました。スマホはもちろんあるのでしょうが、それだけではないような。

年代を問わず知ってもらいたい闇バイトや詐欺の手口。引っかかる人はバカと思うのではなく、誰でも引っかかる可能性があると思って対処したいですね。

悲しいかな、親も子どもも、こうした情報を常にアップデートしていく必要がありますね。自分（および家族）の身は自分で守るよりなさそうです

プラットフォームの規制も重要ですが、あとは福祉からのアウトリーチ、声がけも極めて大切だと思います。

加えて「お金がない」「死にたい」とポストしたりしている方に対してのリーチがとにかく強いのが現状で、私が運営しているNPOからはオンライン相談から食糧支援や給付支援をしているユキサキチャットという自社のサービスの広告をインスタやラインなどSNS等にも出していって先にリーチしていっています。

それは、政府の福祉制度はあるのに、子どもたちや若者たちに届いていないからです。本来的にはそういったアウトリーチを国や自治体が窓口で待つのではなく、こちらから声がけできるような仕組みにしていくことができれば防げる被害もあります。

なんか海外から電話が来たので出てみたら「ジタクデ デキル アルバイト、キョウミ アリマセーン？」ときた。闇バイトの勧誘といえばXのお金配りポストを用いたインバウンドマーケティングじゃないのかよ！ついにアウトバウンドコールにまで手を出すとは闇の組織も人材難極まれりだ！CPA合うのかな？

経済的弱者(相対的貧困、学生といった経済的な面で)の弱みにつけこむなんとも許せない犯罪だと思います。またお金がない、家賃が払えないという状況では心理的に操作されやすいというのもあると思います。
知ることも重要ですが、まずは経済的弱者を守る社会そのものの再構築も必要だと思ってます。

10年近く前に、20代の会社のメンバーが「無料の投資セミナーがあるから行こうと思ってて」と言うので、「何で無料なのか分かる？」と聞いて考え直してもらったことがあります。

若者に目の前の闇バイト手口を理解してもらうのも即効性がありますが、
なぜ登録だけで1万円ももらえるんだ？って考えられるかどうか。
そういう教育が出来るかどうかが重要な気がします。

アルバイト採用が決まったらお祝い金！という求人サイトなどが、
簡単にお金がもらえる、という若者意識を醸成してしまっている側面もあるのかもしれません。

最近よく見る「そんなバイトないから！」っていう広告は個人的には好きです。