597Picks
Pick に失敗しました

選択しているユーザー
NewsPicksさん主催のイベントで、石原直子さんと共にお話しした内容を記事にして頂きました。中間管理職のマネジメント、この辺りの話になると全てのビジネスパーソンは何らかの形で「当事者」になるわけで、故にこの件に関しては多くの方が「一家言も二家言もある」のではないかと思います。

なので、ここでの話もあくまで複数企業の人事担当および人事組織コンサルに携わってきたワタシの経験談なのですが、パーパス経営だ人的資本経営だと言ったところで「おお、意図通りにできてるなー」と言える風景は組織のフロントラインでしか見られない。つまり「現場」であり「職場」ですよね。

となると、そこでカギを握るのは本文中でも言っている「ファーストラインマネジャー」、組織図で一番最初にマネジメントの責任を持つ層であるのは言うまでもない。で、これは悪戯に「だから課長、がんばれ!」と檄を飛ばしているわけではなく(それも少しありますが)、そこが上手くいくように概念・環境・制度・仕組みを整える。課長が機嫌良く仕事をし、安定的に成果(数字だけじゃない)を上げられるようにする。その上でその「成果」の具合いをシビアに問う。

管理職なんかなりたくない。でも、自らの意思に関係なく時間が経てば自然に管理職になっていく。だいぶ変わりつつあるとは思っていますが、現行の階層型組織を踏襲していくのであれば、ちょっとこの感じがあると難しいんじゃないかと感じています。その「逆」を行きたいですよね。どうせなら。
人気 Picker
だからどの外資系の業績もいいとは限らないので、正解はないと思うのですが、少なくとも「当社の課長の価値は何で測られるか」を明確にし、出来なければ降格をしっかりしていくことが必要と思います。結パーパスや価値観の「共有」って、そうしたことの積み重ねだと思います。
ファーストラインマネージャーという表現はとても良い。課長の立場の人が個人で出す以上の成果をチームで出す事が大事であるし、それが出来ないとその立場にい続けてはいけないという話。ただその立場にいる人が一番業務として大変だし、報われにくい立場でもある為、いかに課長への教育環境やメンバーとは大きく異なるという待遇を示せるかも重要。何より誰もが"なりたい"と思える立場あること。
根本的には、マネージャー=マネジメントする人ということで、その会社のマネジメントの定義によるのかな、と思います。多くの企業では、マネージャー手前のポジションでのハイパフォーマーを昇進させてマネージャーにさせるかと思いますが、現実的には職種転換と一緒なくらいに仕事内容変わるので、おそらく昇進でマネージャーという形はまったく現実にそぐわないと思います。会社全体としてのパフォーマンスを考えるならば、マネージャーとされる役割を管理職というよりも育成職という形にして分けるのも一考かと思います。育成を上司という立場から引き離すのがよさそうな気がします。
どちらもケアしています!
この連載について
皆様にコメント欄でお寄せいただいた【#教えて編集部】や【#教えてプロピッカー】の問いに対して、記者や専門家が深掘り考察して返信するコーナーです。皆様のご質問、お待ちしております(#教えてシリーズの概要・質問方法は各記事をご参照ください)。
株式会社ニューズピックスは、ソーシャル経済ニュース「NewsPicks」を提供する会社。2015年4月に、株式会社ユーザベースより分社化。 ウィキペディア