分かりすぎる。長く仕事をしていると経験から、自分なりに集中するスイッチを持っているものですが、それでも締め切り間際の追い込まれる高揚感は何事にも変え難いものもあります。
さらに付け加えるならば、締め切り間際に1時間でも締め切りが伸びた時の幸福感たるや最高ですよね
"われわれが反省すべきは『早めにやっておけば良かった』ではなく、『もっと集中すべきだった』である"

研究者でなないですが、分かりすぎる内容でした。
(意識しているだけでやりきれているわけではないですが…)擬似的にカレンダー上で余裕もって〆切日を設定したり、誰かへのレビュー日を設定して〆切のようにしたりしていますね。
自分で決めてると忙しさで甘えてしまったりするので、知らぬまに決めてもらえたりすると集中スイッチ入れられるかも…

私の場合は集中できる瞬間（降りてきている状態）とできない瞬間（いくら考えても悩んでも何も進まない）のムラが多いため、提示された締切は締切として認識せず、自分の締め切りを作るようにしています。大体は当日〜本来の締め切りの半分の日数です。
本当にギリギリまで引っ張って集中できなかった場合、アウトプットは散々なものになりますし、それを人様に聞かせることができません。
感覚的に「今ならできる」なら即取り掛かる、いまはノーアイデアであれば、締め切りの半分の工程に縮め、集中するように追い込んでいます。

ゆとりを持ちすぎると良く無いことが起きやすいため、少し自分で追い込んでおく感じですね。

学会の締切は伸びるのが慣例になっているため、ネルー値の推定は非常に厳しいものとなっております。

本当になんとかならないかなぁ…と怠惰な気持ちが先行します。

人間は将来の時間を甘く見積もる傾向が顕著です。
いわゆる「プランニングの誤謬」というもので、たくさんの時間が残されていると思ってしまうのですね。

米国の大学院生を使った実験では、ほとんどの大学院生が予想していた日数の2倍かかってようやくタスクを仕上げることができたとのことです。

こういう時に絶大な威力を発揮するのが「マトリクス計画表」です。
将来の「処分可能時間」とタスクの「必要時間」をきちんと割り出して日々の計画を立てます。

詳細は、拙著「すごい集中力」で書きましたが、私はこの計画表のおかげで東大も司法試験もクリアしました。

自分だけじゃなかったのかと安心する論文。

集中が全てですよね。どれだけ時間をかけたではなく…。その集中の環境をいかに作り出すか、生産性に関わってきます。
オフィス設計も集中するためのスペースなど、あれば社員の行動から変わりますね。