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ペイパル、米ドル連動ステーブルコイン発表 主要フィンテックで初

Reuters
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注目のコメント

  • 永吉 健一
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    株式会社みんなの銀行 取締役頭取

    Paypalが多くの国内ECサイトを中心に採用されているのは、実物経済ではなくネット経済圏での利用を前提に圧倒的な買い物体験を顧客に提供しているから。
    購入者(個人)だけでなく、出店者側(法人)にもウェブ上に「PayPal Checkout」を追加するだけで、ショッピングカート機能がなくても簡単に売上金を受け取ることができるサービスなども提供しています。
    今回のステーブルコインは、まさに銀行や既存の決済事業者がひしめく実物経済での金融ではなく、ネット経済での金融をどう定義するかの挑戦とみています。
    具体的な取組みがどうなるのか要チェック。


  • 白石 陽介
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    株式会社ARIGATOBANK 代表取締役CEO / 東京都 デジタルサービスフェロー

    PayPalが、ドルペッグステーブルコイン、PayPal USD = PYUSDを発行する。Paxosとの提携により、NYDFSによる規制監督下でERC20トークンとして発行されるとのこと。PayPalは、NYDFSのBitLicenseを持っているので、自社発行するのかなと思っていたのですが、オペレーションや実績を踏まえてPaxosとの提携で発行する形を選んだのでしょうか。

    PYUSDはPaypal内で暗号資産との交換が出来、PaypalとVenmoでの送金に対応しているとのことです。ERC20対応ということは、今後広く、web3サービス内で利用されていく可能性が高そうですね。

    日本では、ステーブルコインは暗号資産よりのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、私はステーブルコインは、決済手段として流通していく可能性が高いと考えています。

    従来の電子マネーと比べて、発行と流通が分離された設計により複数の事業者が参加しやすいことや、スマートコントラクト等による機能の付加のしやすさ、標準化されたプロトコルによる開発のし易さ等、スキームや実装上の技術的メリットがあります。また、規制環境を踏まえても、各国のステーブルコイン規制に則って、発行流通を行った上で、クロスボーダー決済を行える状況が整いつつあります。

    こうした背景から、ステーブルコインは、従来の暗号資産の用途にとらわれず、実体経済の中で、電子マネーの進化版として、普及していく可能性がある技術だと思っています。


  • 佐藤 元則
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    NCB Lab. 代表

    PayPalは顧客数が頭打ちになり、この2四半期は減少しています。その解決策のひとつが、ステーブルコインではないでしょうか。日本のJ-Coinのようなもの。投機性がないステーブルコインに魅力を感じる人がどれだけいるか疑問です。

    独自通貨で、国際決済ブランドを介さない独自決済ネットワークを構築しよう、という野望なのかもしれません。PayPal USDを購入するための資金が多く集まれば、それも可能になります。


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