【高岡浩三×田村淳】イノベーションは「中小」こそ起こせる
コメント
注目のコメント
昨日、デンマーク🇩🇰から帰国しました。
孫たちが大のLEGOファンで、本場のLEGOハウスとLEGOランド訪問が主目的でした。
LEGOに興味ない私は、私の母校のスイスのビジネススクールIMDが毎年発表している国別競争力ランキングで、2年連続No.1に選ばれたデンマークに興味がありました。
九州くらいの大きさの国に600万弱の人口という小国ながら、一人当たりのGDPは日本の倍。平均所得も年間1000万円と日本の倍以上です。企業の99%は従業員が50人未満の中小企業。しかしながら、常に世界市場をターゲットにニッチ戦略に特化して高い利益率を稼ぎます。FLUXという企業もその代表例で、人工衛星などの磁気電子部品では世界的トップシェアです。大企業でもLEGO以外にノボノルディクスという糖尿病薬に特化した製薬会社は、一兆円以上の売上に40%の純利益率と、ニッチ戦略の申し子のような超優良企業。
日本の中小企業も、少子高齢化の中で国内市場が縮小する日本で、しかも地方に特化した企業がほとんど。まるでデンマークの真逆です。
どんなニッチなマーケットも、世界市場は広く大きいんですね。ヨーロッパの小国には、学ぶことが多いと改めて感じて帰国しました。今年12月、中小企業をさまざまな視点から表彰し、エンパワーメントすべく行われる「日本中小企業大賞2023」。そのキックオフイベントとして、高岡浩三さんをお招きし、田村淳さんMCのもと、中小企業におけるイノベーションについて議論していただきました。
昨年、同大賞でMVPとベストプランニング賞を受賞したトップリフォームの事例などから、中小企業ならではの機動力に着目し、議論が盛り上がりました。ぜひご覧ください。中小企業がというよりは、イノベーションを起こすのは結局担当者の熱意とアイデアではないかと思います。中小企業の場合は社長自らが担当者であり、意思決定を出来る張本人であるため結果としてイノベーションを起こしやすい環境があるのではないかと思います。大企業の場合、多くは役割が細分化され、担当者では殆ど意思決定もできない為、イノベーションを起こせるような環境でないと感じます。