【Vol.05】Uberが怯える、7つの「悪夢」

2015/3/12
世界で拡大する配車サービス、Uber。先日、報じたように、日本では福岡の実験プロジェクトでは行政指導が下された。ところが、世界ではさらに激しい衝突を繰り広げている。徐々に形成されるUber包囲網。果たして突破の策は?
ハイヤー配車アプリ「Uber(ウーバー)」を提供するウーバー・テクノロジーズは現在、企業価値が400億ドルと評価されている。テクノロジー企業としては世界一だ。1月には、ゴールドマン・サックスの一部顧客向けに転換社債を発行して16億ドルを調達。2010年の創業以来の資金調達額は計40億ドルに達した。
しかしウーバーも完全無欠ではない。ライバルがいるし、規制当局との戦いがある。また、そのサービスは請負業者(つまり運転手)に依存している。昨年は経営幹部の問題行動も目立った。11月にはエミール・マイケル上級副社長がある夕食会で、「やろうと思えばウーバーを批判する記者の個人情報を暴露できる」と発言して大問題になった。
ニューヨーク支社のジョシュ・モーラー支社長は、ウーバーのトラッキング技術を使って、バズフィードのテクノロジー担当記者を追跡していたことがすっぱ抜かれた。モーラーはウーバーの個人情報取扱方針に違反したとして社内調査の対象となり懲戒処分を受けたが、ニューヨーク支社長の職は解かれていない。
ウーバー幹部の「不祥事」が発覚した週、ライバルの自動車相乗りサービスLyft(リフト)は過去最高の売上を記録した。今後もウーバーが大きな問題にぶつかれば、業績に大きな影響が出る可能性がある。そこでウーバーが今後直面しうる悪夢のシナリオをチェックしてみよう。
シナリオ(1):運転手がライバルのサービスに集団離反