みずほ、国内スタートアップ向けデットファンド立ち上げ-100億円
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ベンチャーデットの拡張自体は好ましいことだと思います。一方でこの分野のパイオニアであるアメリカの金融機関を見てもベンチャーデット向けの与信/審査基準と中小企業向けの基準はプロセス含めてまったく異なります。デットファンド立ち上げたけれども、上場直前の一部の企業のみへのサービス提供とならないことを強く望みます。
またデットだと、スタートアップが銀行に申し込んで利用するというイメージが強いですが、アメリカでは有力なスタートアップにはむしろ銀行側がデットでの資金調達の営業をかけます。こういったパワーバランスになっていくことも中長期では気にすべきポイントかと。みずほ銀行さんには未上場の赤字の頃に貸していただきました。その時の担当者の方は若く優秀でスタートアップ支援に対する熱意にも溢れていたので、何度も何度も稟議書を書いてくれたと、あとで聞きました。そうした支援もあって、上場と黒字化をできた当社はその頃よりも大きな額をみずほ銀行さんから借り入れるようになりました。話題になっているから事業が伸びるわけでもないスタートアップの見極めはこれまでのやり方とは少し違ってくるでしょう。だから、新しいことを学ぶ気概に溢れた人をどれだけ集められるかが、銀行間の勝負になるでしょう
政策金融公庫が実施している新株予約権付融資のイメージですね。確かにディープテックは売り上げが立つまでに時間を要すると言われますし、研究開発費用がかかるケースが多いです。そういったスタートアップには非常に有益な制度だと思いました。一方で、売り上げが立たないことにはIPOができない日本の株式市場において、融資先となるスタートアップがしっかりと売り上げを立てられるかを判断する先見の明が重要となりそうです。金利も含め、もう少し詳細の情報が知りたいなと感じました。