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Beyond Next Venturesの有馬です。
後藤さん、岡さん、素敵な記事をありがとうございます!
私の父が農学部の大学教授で祖父も農林水産関係だったこともあり、幼少期からこのアグリフード業界は近くにありました。
丸紅時代、そしてBNVでの活動を通じて日本の多くの素晴らしい技術と魅力的な先生方に出会い、日本の“食と農”こそが世界で勝てる産業の一つだと確信しております。
新しい”食と農”の未来を築くために、より多様なビジネスパーソンの方が参画することを願っています。
注目のコメント
今日は、このヤバいビジネスのネタバラシをひとつします。これまで日本の食べ物や農業、そしてバイオテクノロジー(遺伝子編集から発酵まで)のスタートアップをたくさん取り上げてきましたが、そのうちのいくつかは、ある注目の投資家から紹介されたものです。
それがBeyond Next Venturesでパートナーをつとめる、有馬さんです。いま合成生物学などの分野で、日本中の研究者やラボのネットワークを掘り起こしたり、新しい食品技術などをリサーチしながら、ゼロから会社を立ち上げるような投資をおこなっています。
彼の投資先は、どの会社もとてもおもしろく、ついつい取材してしまう。そのためこの連載コーナーを多数彩るくとになり、ついには当人にご登場いただいたものです。ぜひご一読ください。圧倒的に日本に有利な条件が揃っているのは「食」の分野。
それがビジネスとして大成しないのは農業や水産業が農林水産省の管轄になっているからかもしれないと思っています。彼らは、農林水産業を救う対象としてみているから、補助金を与えることをまず考える。伝統的な農協・漁協の人たちも「救ってもらう」ことに慣れすぎている。それが守りの仕事になり、新しいことをする人々を異分子扱いする発想の元になる。
これではだめで、農業を成長産業にするにはどうしたら良いかスタートアップ的な視点で再構築しようとす人たちを国や社会はもっとエンパワーすべきです。一番手っ取り早いのは、ビジネスとしての農業や水産業を、農水省の管轄から切り出して、経産省の支援する「産業」に分類しなおすことです。新しいことをやろうとしている人を昔のやり方でやろうとする人の下に置いてはいけない。農林水産業を1.0と2.0に分けて後者の担当を別の省庁(経産省)にしてしまう、ということです。この有馬さんがやっていることも、イチゴの古賀くんがやっていることも、明らかに「2.0」に分類されるべき仕事です。リージョナルフィッシュは適切に理解してもらうまでに時間がかかりますよね。また、日本の食にポテンシャルがあるという議論はよくわかるのですが、なぜ長年、インパクトのある新興企業が出てこなかったのかが気になっています。
ゲノム編集「22世紀ふぐ」返礼品に波紋…「不安」「地元振興に期待」 京都府宮津市
https://www.sankei.com/article/20230610-2XLNIC273JITJGC74FVSGNSWBI/