非常事態第2幕!液晶シャープ 四面楚歌の再生計画 - 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
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注目のコメント
シャープの経営陣には「ウチはまだ大丈夫だ」、「行政も銀行もウチを潰す訳には行かない」という意識があるように見える。かつて私が勤めていた山一證券の末期に似た雰囲気を感じる。杞憂だといいが…。
スマホ、液晶、デバイス関連に興味ある方は必読。特に3ページの画像は、各社の向上キャパシティ、世代、用途がまとまっていて分かりやすい(月産枚数は、サイズ換算した同じ基準では計算されていないように見え、そこが惜しい…)。
中小型液晶の液晶に関して、日本は古い工場が多いことが明白。今朝もAppleとJDIが近づいていることによるシャープ潰しと見られる件や全体の需給に関してのコメントした。個人的には統合して、古い工場を潰してという両方を一気にやることが重要だと思うし、日本勢で勝ち残るとすれば唯一解ではないかと現時点では思う。独禁法に抵触するとそもそも統合が難しい。台湾系LCDメーカーのAUOとInnoluxでも再三再四統合案が台湾筋では取り沙汰されるも実現しないのはこの辺りにも理由があるのかもしれない。記事で指摘のあるパナソニックは三洋電機との合併時に電池事業を一部、FDKに売却している。
JDI側及びまだ3割程度株式保有している産業革新機構的には前のめりな案件であることは間違いないが(この記事のリークも意図的に思える)シャープとしては未だに虎の子と思っている液晶パネル事業を手放したくはないということか。直近の台湾筋の話ではシャープがiPad12.9”案件もサプライヤー入りするかも、というような話もまだまだあり、シャープの液晶パネル事業自体が競争力を失っているわけではなくこの記事中での指摘もある通りにボラティリティーが大きく大規模な投資が出来る企業体力が無ければ維持拡大出来ない業界構造になっており、液晶スパイラル戦略がうまくいっていた頃のシャープならともかく今のスマホもテレビもろくに売れてないシャープでは維持するのは困難だということなのだろう。
katoさん指摘の通り、この記事の画像は中国メーカーにも数多く言及があり有用。