日経新聞、5年ぶり購読料値上げ 7月、月額5500円に
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4900円から5500円に12%アップ。
用紙代や燃料費の高騰が大きく影響しているのは周知のこと。
難しいのは、今後もまた値上げの可能性があること。
「度重なる値上げ」とならないように、慎重に議論がなされたものと思います。
人によってはユーザーとしての実感で紙はいらないという人もいるでしょうが、紙をなくしても取材にまつわる固定費は変わりません。
なにより紙で読みたい人も多く、収入減少やチャネルへの影響など負の部分がまだ圧倒的に大きいでしょうねえ。すべてのものが値上がりしていますが、とりわけ新聞社にとって紙と電気の値上がりは決定的です(致命的ではないことを切に願います)。部数の急減と値上がり。デフレ下で部数が安定していた平成半ばまでの時代が信じられなほど遠くに感じられます。この価格で読者がどこまでついてきてくれるのか。戸別配達網を支える販売店の経営が心配です。紙面の一覧性、物体としての強みが改めて評価される状況をつくり出さないと。名案はありませんが。
ビジネスマンや法人ユーザー中心の日経新聞の購読を、今回の値上げを機に止めるケースはそれほど出てこないのでは。あれだけの量と質のビジネス情報を毎日チェックできる媒体は、日経新聞を置いて他にないですから