あなたが東大に入ってどうするの?…地方女子に「地元の大学」を選ばせる見えない圧力の正体
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私は東京の人間で、10年ほど前に2年弱ほど、地方にIターンで仕事してましたが、地方の状況を肌で感じたのはいい経験でした。東京出身で東京の進学校から東京の大学行ってたら触れられない世界は存在するし、むしろそちらのほうが多数なのかもしれないのです。
このような取り組みが、思い込みや古い価値観を乗り越える一助になるかと思います。
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昨日私の講義に登壇してもらい、この団体の方に説明をしてもらいました。「東大だけがいい大学だと思ってるのか」「偏差値なんか重要なのか」などとネットで非難を浴びたそうです。この調査は偏差値を重視して大学に行くことの善悪を問うてはいません。難関の大学を目指すより資格を重視する高校生が、地方女子に特に多く、結果として東大の女子比率が歪んでいることを明らかにしたものです。興味深いのは同程度の学力でも地方女子の自己評価が低い点で、「逆にいうと首都圏の男子は根拠もないのに自信を持っていることになる」と私がコメントしたら、教室で爆笑が起きました。
朝日、読売の他、こちらの日経でも記事になっています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD228MW0S3A520C2000000/最近顕在化してきたこの進路に関するジェンダー問題。課題は地方の女子学生の選択肢を増やすことだけでなく、目に見えない社会的な壁を取り除くことだろうと思います。
答えはないですし、すぐには解決できないかもしれませんし、自分にできることはあるのかわかりませんが、まずはいろんな人の意見と観点、そしてデータを集約して考えることが不可欠だと思います。
また社会の世論や一般論、価値観を構成しているのは個人というミクロの単位だと思います。ミクロレベルから意識を変えていくことが一番必要なのかなと。ここではジェンダーの切り口で語られており、その影響は強いと思いますが、別にそれに限ったわけではありません。
蛇足みたいな議論になって申し訳ありませんが、私自身親から東京に出るときに猛反対にあいました。父親も長男、私も長男。長男の長男を地元から出すとは何事か、と。
たまたま高校の時の担任の先生が「この子は東京に出すべき」と説得してくれて、嫌々ながらも許可を得たという経緯があります。ただ、その後も大学院に進学するときに「いつまでも遊んでないでさっさと戻ってきなさい」という別の攻撃にもあうのですが。。。
自分が進学したのは、もう随分昔のことなのでいまは違うと信じたいですが、地方の地元信仰や医学部信仰、それに親ブロックは根深いものを感じることがあります。