前年比倍増の車種相次ぐ5月新車販売、トップ5の名前
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2022年の自動車販売は420万万台、これは45年ぶりの少なさでした。しかも4年連続の減少で2018年より100万台も減少しています。しかし、やっと半導体調達のめどがついて自動車生産は軌道に乗りつつあります。おそらく挽回生産は150-200万台はあると推察されます。200万台*200万円で計算しても4兆円と力強く日本のGDPを押し上げると思います。
もとより、5月単月の結果だけではマーケットのトレンドは分かりませんが、トヨタの生産回復が如実に反映されています。プリウスの動向はその象徴です。
りそなアセットマネジメントの黒瀬さんが指摘している金額換算が重要で注目です。それは製造領域のみならず購買力を測る上でもポイントだからです。私はかねてから、台数ではなくこの購買額でマーケットを見るべきと主張していますが、日本の自動車マーケットは中古車を含め車両単価の上昇を吸収できる力強さがあるとは言い切れないと感じています。
このところの中古車価格の下落で、下取り時のおい金は確実に増えています。さらに金利の上昇もあり、購買条件は厳しく消費を冷え込ませかねない状況です。
実質賃金が減り続けているなか、果たして台数で500万台に回復しても金額ベースで上昇する確証はなく、しっかりとした分析が不可欠です。