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【白熱】次世代型太陽電池で、日本は負けられない

NewsPicks編集部
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  • QQEnglish 代表取締役

    日本が負けられないのはわかりますが、勝てる戦いなのか不安です。
    材料のヨウ素が世界2位の生産量で国内で賄えるぐらいしか、戦う武器がみあたりません。
    また技術で勝って、ビジネスで負けることにならなければいいですが。
    とにかく日本が考えなくてはいけないのはスピードだと思います。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    2004年に世界市場でのシェア50%に達した日本産の太陽電池は、そこから一気に急落していき、2007年には中国に逆転され、2010年にはシェア10%を切りました。

    2004年から何が起きていたかというと、世界的な太陽電池需要の急増です。この時まで、日本が世界シェアの半分を持っていた太陽光電池というのは、電卓や時計、携帯電話に内蔵する、といったものが主でした。
     世界全体の生産も、2004年から2007年までに3倍に増え、その後も急増を続けています。
     2004年から、ドイツを皮切りに太陽光発電の導入が急増し、他のヨーロッパ諸国や米国でも急増していきました。
     この間、日本でも太陽電池の生産が増え、2004年から2007年で、日本の太陽電池生産量は1.5倍になっています。
     そして、中国では、2004年から2007年までに、太陽光電池生産量が20倍になっています。

    ごく単純な話として、起きたことは市場規模の拡大で、中国の企業、Tongwei、LONGi、Trina Solar、JINKO Solar、JA Solarなどは、市場の拡大に応じて太陽電池の供給を増大させることができました。結果、世界の市場の8割はこれらの中国メーカーが握るようになりました。

    今後も、太陽電池市場の需要は拡大を続け、もとめられるのは供給の規模でしょう。
     ペロブスカイト型太陽電池に特化したとして、東芝やカネカといったメーカーがこの需要に応えられるかというと、結局は中国メーカーとの市場争いで優位に立てるか、になります。

    中国の太陽電池産業
    http://jacem.org/pdf/econ/n20_56-77_li.pdf

    中国科学院、効率が最高のペロブスカイト太陽電池を開発
    https://spc.jst.go.jp/news/220801/topic_2_05.html


  • NewsPicks ジャーナリスト

    敗因は液晶テレビじゃない、太陽電池なのだ

    と鴻海精密工業の創業者で当時CEOであったテリー・ゴーは断言したそうです。シャープを買収する際に。

    シャープはかつて太陽電池で世界シェアトップ、確か、2007年ごろにスペイン発のソーラーバブルによって原材料のシリコンが不足。それが原因で世界シェアトップから陥落しました。

    そこで、原材料の長期契約を結んだのですが、その後バブル崩壊してシリコン価格は下落。しかし、契約という縛りがほどけず高値で原材料を購入すること余儀なくされ、ずっと同社を苦しめました(これはパナソニックも京セラなども同様に苦しんだはずです)

    さらには、化学メーカーのトクヤマや大陽日酸(日本酸素ホールディングス)も太陽電池関連の原材料の市況下落で大損失を被りました。

    10年経ってだいぶ当時の悲劇が忘れられつつありますが...

    私自身は駆け出しのころに、これから日本の成長分野は太陽電池と液晶パネルとリチウムイオン電池という記事を読み、しばらくしたら太陽電池と液晶パネルはすさまじい価格下落とともに、各社の経営体力をむしばんでいったのを目の当たりにした記憶があります。

    逆に、一見するとローテクに見える印刷インキや紙おむつ用の接着剤などが日本企業に優位性を保っていたことにギャップを覚えました。

    さてさて、この記事にあるように「塗布」「封止」は、お金よりも知恵が重要で、まさに日本で戦う土俵。

    ただし、もはや技術だけでは勝てない。したがって、この記事に書いてあるように、過去の教訓を学びにしてほしいです。

    ちなみに、積水化学工業は一般には住宅メーカーですが、「化学」が付くように、フィルム素材を中心に自動車、スマホ、半導体関連でいくつかのトップシェアを持つ会社です。

    一方、それ以外の日本企業は投資競争に踏み切れるだけの余力があるのかやや不安汗

    ただし、以前なら市場黎明期に国内のプレイヤー同士でカニばって世界で戦う前にヘロヘロになってきました。
    今回、すでにほぼ大企業は積水化学工業1社に絞られ、あとはスタートアップという布陣で戦う。
    むしろ、日本という島で経営資源が分散しないかもしれない、と前向きに考えてみます。


  • NewsPicks 編集部 記者

    トヨタをはじめ、日本を代表するメーカーが今も成長を続けることで、日本には裾野の広い、バラエティ豊かな産業が維持されています。化学など素材産業は裏方で目立たない存在ですが、知れば知るほど、奥深い技術やノウハウを持っています。

    太陽光のような汎用品になりかねない分野でも、新たな技術が登場すれば、産業構造も大きく変わります。ペロブスカイト太陽電池に参入する企業は、そのチャンスを捉え、新規事業を育成しようとしています。

    ただ、最近、最終製品だけでなく、素材でも、中国メーカーの台頭を感じます。リチウムイオン電池に使われるセパレーターで世界シェアトップだった旭化成も、トップの座を中国企業に奪われました。国策で進めるEV戦略によって、EVに必要な素材・部材メーカーが成長しているようです。

    性能はいまいちでも低価格でシェアを取り、ライバルの体力を消耗させ、その間に自らの技術力を高めていくのが中国勢の必勝パターンだと思います。日本企業がリードし続けるには、たゆまない努力が必要だとも感じます。


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