「日本をGX投資のハブに」、海外資金誘引で骨太方針明記へ-関係者
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日本の金融全般における存在感は相対的なものにならざるを得ないので、世界でも有数の個人金融資産を基盤にした①資産形成分野と、②新たな成長分野としてのグリーンファイナンス分野で、日本を世界のメッカにしようというアイデアは戦略としてはいいと思います。
そのためにも、現在計画されているGX移行債(国債)をどんなもに仕上げていくか(GXの推進に繋げる仕組み)がポイントになります。
GX移行債で調達した20兆円資金がどのような分野に投下され、それがGXとマクロ経済の成長にどのような影響を与えるか、効果を(タイムリーに)評価できる枠組みを債券自体とセットで整備すべきで、それが成功すれば日本のGX債は世界のベンチマークになるでしょう。
クリエイティブな取り組みに期待します。
[参考資料]
経済財政諮問会議のWGで配布された資料
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/ab1/20230417/shiryou1-3.pdf
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/ab1/20230417/shiryou1-1.pdfブルンバークによると2021年の脱炭素のための投資額は世界で145兆円、うち中国72兆円、EU24兆円、米国19兆円、日本は3兆円。これで日本をハブにするには、相当な仕掛けが必要です。くしくも今日の日経に国際金融都市ランキングが載っています、アジア1位を目指したのの、大きく8位まで落ちました。計画倒れとはこのことで、コーチだらけでプレイヤーのいない野球チームではいけません。