[キーウ(キエフ) 2日 ロイター] - ウクライナのソリスキー農業食料相は2日、黒海経由の穀物輸出合意が破棄された場合は、ロシアの支持が得られなくても代替策を講じ、輸出を継続する用意があると語った。

ソリスキー氏によると、ロシアは既に合意に反し、ウクライナのピウデンニー港の利用を妨害し、特定の国にウクライナ産穀物を出荷するために1日1隻しか通行を許可していない。

ロシアは穀物輸出合意に関わるあらゆる当事者が、ウクライナの領土内のパイプラインを経由してピウデンニー港から輸出されるロシア産アンモニアの通過を阻害しないことに合意すれば、より多くの船舶を許可すると説明している。

ソリスキー氏は政府は既に新たな合意の下、ウクライナの黒海の港に寄港する企業向けに、約5億4700万ドルの特別保険基金を設けたと述べた。