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EUとUKのEVシフト合戦はどちらが勝利するでしょう?同様の課題を抱えつつ、EUの方が補助金の規模が大きい反面、UKの方が小回りが効きます。

いずれにせよ、現状は、普及の初期ボーナスが一服したというところではないでしょうか。さらなる普及を目指し、UKはEUとどのような違いを見せてくれますか。
確かに日本ですと、EVのランニングコストはHVより多少安い程度ですね。

EV実電費は約6km/kWh。電気料金は31円/kWh。1kmあたり6円。
HV実燃費は約20km/L、ガソリン価格は160円/L。1kmあたり8円。
ガソリン車が15km/Lなら1kmあたり11円。

年間1万キロ走行でも、EVとHVでは2万円/年しか差がありません。EVとガソリン車でも5万円/年。感覚的には200万円位の車両価格差がありますから、補助金100万円もらってもEVはまだ高い感じです。
電気代の高騰は、電気自動車のランニングコストのメリットをそいでいますが、ハイブリッド車と比べると、そもそもトータルの経済性で電気自動車有利となることは、非現実的になっています。

普段電気自動車に乗っていますが、ガソリン車(ハイオク換算)で、ランニングコストのメリットが、2倍を割り込んで久しいです。

先日出張で、カローラ・ハイブリッドを借りましたが、試算したところ、車両とランニングの総合コストで、Tesla Model 3 Long Rangeを電気を購入して充電する場合、カローラハイブリッドを経済性で追い抜くには、300万キロほど走行しなければなりません。

結局、自分で電気を作って給電する体制を築いたり、無料で充電する算段がついていない限り、電気自動車のコストメリットを感じることはできない、というのが現状です。電気は自家発電可能ですが、石油は流石に掘れず、クローズドサイクルや自家調達は難しく、コストを外部に依存するしかない点は、ガソリン・軽油・ハイブリッドのコスト面でのリスクになっています。

ガソリンを燃やさない「ギルティーフリーな移動」という部分を評価するのであれば、電気自動車に価値があるとは思います。
結果的に、「コロナ前の2倍に急騰した電気代」がとどめを刺したのでしょうね。

実は、「ディーゼル車」の時も、軽油が安かった時には「環境に良い」とか言っていましたが、軽油価格が高騰してから、一気に買わなくなりました。

つまり、欧州の政府は「環境」を謳っていますが、市民と市場は「財布」の中身に忠実だということです。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
経済的合理性の無いものが流行る、と言う感覚がそもそもおかしい

合理性のある方向に収斂するのが普通です
ウクライナ侵攻によるエネルギーショックは世界の脱炭素の流れに大きな影響を及ぼしました。グリーン経済を阻害することになり残念だなと思う一方、一気に変わる、もしくは強い規則と中央集権による政策転換に危惧していたところがありました。今と長期の両方の視点を持った柔軟な対応が不可欠だと思ってます。