ファーストクラスが消える、カタール航空は次世代長距離便で廃止へ
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斎藤さんのコメントに同感します。
ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク路線でファーストクラスに乗りましたが、ハード面はともかく、ソフト面→サービスについては、当たり外れがあります。
いわゆる超有名人が乗っていると、全てはその人の為に動きます。これは軽い外れ
もっと悲惨な外れは、ファーストクラスに乗ったことで勘違いしているのか超自己中な無名な人と同乗した時です。とにかく、うるさくて予想が付かないのでCAも、有名人よりも振り回されます。結果的に、他の客はないがしろにされます。
この悲惨な外れ、ロサンゼルス便に多かったのは、なんとなく納得します。
ロンドン便は、某テレビ局有名プロジューサーご一行様とご一緒した時、ビジネスに乗れば良かった…と後悔しました。
ファーストクラスは、日系航空会社より、金持ちが多い国の航空会社の方が安定的なサービスです。
日本人は、得てしてモンスター客に振り回されてしまいますから。
注目のコメント
皆様おっしゃるようにファーストクラスはレガシーキャリアにとっては大きな利益を生み出すシートといえます。しかしながらエコノミーの10倍以上の運賃をとるわけですから、当然設備投資も大きく、正規運賃で乗ってくれる上客がおらず、アップグレード客ばかりとなってしまうといきなり損失も大きくなるという、かなり博打物のビジネスでした。
そもそも歴史的には、飛行機は贅沢な乗り物であった背景から、列車や客船の1等席にならいファーストクラスと名付けられたのが始まりです。2,30人しか乗れない飛行機では全席ファーストなどということもありました。エコノミークラスはそのあと、飛行機がジェット化、大型化してから設定されるようになった座席です。まだフルフラットシートなどない時代、ファーストといえど座席はフルフラットにはならず、個室でもなくあくまで座席でした(ただし各社座席とは別にラウンジを設定しており、JALは着物を着てのサービスや、和室のラウンジを用意するなどそれぞれのお国柄を表すサービス競争がありました)。
狭い機内でも至れり尽くせりのファーストに比べ、エコノミーは狭い座席しかないということで、間をとって設定されたのがビジネスクラスです。ラウンジこそないものの、ファーストに近い広い座席を売りとしました。
時代が下ると、ファーストもビジネスもフルフラットシートや半個室空間が当たり前となり、機内にはラウンジなど不要となったこともあり、ファーストとビジネスの本質的な差はなくなってきてしまいました。ビジネスとエコノミーの間のプレミアムエコノミーを設定する航空会社も出るような状況となってきました。
ファーストをさらに進化させホテル同然のサービスを展開する航空会社もあるのですが、それに対する設備投資も大きく、結局さほど儲からないということになってしまってはファーストを設定する意味がありません。ファーストをやめる会社の意図は主にそこにあると思われます。LCCの台頭もあり、いわゆる低価格を求める客層をどこまで追いかけるかは航空会社間で差が出るところでしょう。
ファーストとエコノミーしかなかった時代に戻りつつあるということも言えますが、それを最終的に支持するか否かは客況が決めます。ファーストクラスに憧れがある方は多いことと思いますが、マイル消化で乗るなら今のうちです!利用者としては、ファーストクラスにはANAやキャセイでアップグレードで何度か乗ったけど、無駄に広いのと食事やワイン、アメニティが少し豪華になるくらい。寝るだけなので恩恵感じず。
事業者としては、稼働率考慮後の面積あたりで見れば必ずしも効率的に課金できず、数席のためにCAやサービス、備品も全てビジネスと別のものを用意するのは割に合わない。ESG的にも印象悪い。
というわけで、ファーストクラスは廃止するか、エミレーツやシンガポール航空のように部屋みたいにして差別化するかに、既に二極化が進行している気がする。当然の流れに見える。