ロシア軍事機構に亀裂 軍閥リーダーの確執あらわ
この記事は有料会員限定の記事となります
無料トライアルに申し込む
コメント
選択しているユーザー
カディーロフの側近たちが、プリゴジンに対して「黙れ、殺すぞ!」みたいな脅しを吐いているのはそうなのですが、あの連中はああいう発言は挨拶みたいなものなので、それをもってカディーロフとプリゴジンが対立しているといえるかどうか。
プーチンは、服属している諸勢力を競争させて統御しようとします。
ヒトラーがヒムラーとゲーリングを対立させたようなものです。
スターリンもそうだったし、ロシアの統治者というのはだいたいそうします。
ただ、プリゴジンとカディーロフは、所詮、軍事力を持っているだけの外様であり、クレムリンのエリートたちからは見下されている、という点ではむしろ仲間です。
プリゴジンとカディーロフの間には、直接対立して何かを奪い合わねばならないそうな利害関係はありません。
むしろ、協力してクレムリンのエリートたちを一掃して奪えるものを奪ってしまった方が、利益は大きいといえます。
クレムリンとしてはそれは困るので、両者が争ってくれた方が望ましいのですが。