対独戦勝記念日、正式に8日へ 議会で可決、ロシアと一線画す
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【国際】「記念日」や「記念碑」というものが、いかに「国民国家」にとって重要なものかを表す好例。そもそもロシア(正確には旧ソビエト連邦)が5月9日を対独戦勝記念日と位置付けているのは、ナチス・ドイツの降伏文書への署名がモスクワ時間で5月9日の午前0時を過ぎていたから。
キーウとモスクワの間に時差がないことを考えると、「キーウ時間でも5月9日だった」と言えるのだけれども、西側諸国の対独戦勝記念日が5月8日であることに合わせたということだろう。ウクライナの「脱露入欧政策」の一部という意味合いが強い。
注目のコメント
対独戦勝記念日が5月8日か5月9日かどちらかである、というのは、1945年にドイツ政府代表デーニッツ元帥がフランスで降伏文書に署名した際、文書には5月8日午後11時に停戦発効、と書かれていました。
その時間だと、時差の関係で、フランス時間や英国時間ではまだ5月8日ですが、ドイツ時間やロシア時間だと、もう5月9日になっています。
それだけの話ですが、ウクライナとしては、英国やフランスの「対独戦勝記念日」に合わせる、ということになります。