「知らない言葉をスマホで調べてはいけない」平成生まれの脳科学者が小中学生1人1端末時代に訴えたいこと
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では前頭葉を働かせながらスマホで調べることができないのか。ということが皆さんの疑問だと思います。そもそも紙の辞書で脳が働くのは、辞書で言葉を調べるという行為が、思っている以上に脳に負荷のかかる作業となっているからです。あいうえお順がわかっていないといけませんし、言葉の2文字目、3文字目が何かで順番も変わります。その後得られた情報は、ある種の報酬にもなります。それに対し、スマホで調べる場合は、何なら話すだけでも調べられるわけです。素早く調べられる代わりに、調べた後の作業を増やしてあげることで定着が図れます。また、スマホで調べたものは定着しないと、あらかじめ割り切ることも大事です。スマホで調べる行為と、記憶する行為を同一に考えるのではなく、調べる行為のあとに、覚えたい場合は記憶する行為が必要だということを親も子も知っておくだけでいいと思います。英単語も同じように紙の辞書の方が記憶には残りやすいですが、意味を調べるときにスマホのほうが調べやすいこともあります。単語の意味を覚えるには、単語アプリなどで繰り返し行い、定着を図ります。書けるかのチャックは、これもアプリで書かせるものがあります。このように、スマホなどを活用するときには、紙で行われていた様々なわずらわしさがカットされた分、やることが増えるし、細分化されることに注意が必要です。例えば、答え合わせも、自動で行ってくれるタブレットと、紙の答えを見る作業では、様々な点で違います。答えを横において左右の眼球運動を行いながら同じ解答に〇をつけるという一連の作業ですら、脳は動きますが、タブレットの答え合わせでは脳は働きません。
知らない言葉をスマホで調べてはいけないのではなく、スマホで調べるという行為を今までの「調べる」と混同してはいけないということです。なるほどとは思いますが,こういった話でスマホで調べるのは辞めたほうが良いとははなって欲しくないですね。コンピュータは身体拡張ツールですし。それを使わないのは,不利だから辞めたほうが良いかと。
本当に覚えたい,必要な情報であれば,スマホで調べた情報でも記憶されますし,覚える必要のない情報なら,覚える必要ないと思います(いつでも調べられるから)。