IPEF、供給網強化で協定 半導体や重要鉱物に対応
コメント
注目のコメント
これは交渉のモーメンタムを維持するために、『段階的な合意』にするアプローチをとったもの。途上国をつなぎ止めるためには知恵がいる。対中国を出しただけで離反するのが現実。
IPEFの4分野のうち途上国にとって実利があるのは、供給網の強化と脱炭素の支援ぐらい。これでまず実利を感じさせて途上国をつなぎ止める。いずれもレモンド商務長官が担当で、中身は日本が知恵出ししている。
タイUSTR代表が担当する貿易は元々実利がないのに米国が押し付けがましく、途上国に不人気。
これは、昨年交渉開始時から予想された展開。世界でも初の、インドやインドネシアを含む多国間のサプライチェーン協定の締結に向けての目処が立ったことが大きい。特に、これは日本にとって重要な一歩。経済成長の撹乱要因となる中国依存リスクへの対応が着々と進んでいることを評価すべき。
>また強靭な供給網の構築に必要な質の高い労働力を確保するため、労働権に関する諮問機関を立ち上げる。
ここは凄く大事ですよね。
人権デューデリが言われている中ですから、この供給網の中でなら人権デューデリをしなくても大丈夫、という保証になるとしたら、相当参加国の企業はラクになるはず。