日本映画、カンヌでW受賞 役所さん男優賞、坂元さん脚本賞
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「日本映画W受賞」といいますが、ヴェンダース監督の『パーフェクト・デイズ』は、主演が役所広司(トイレ清掃員役)、舞台も東京、配給会社も日本の会社ではありますが、「日本映画」であることにあえてこだわる必要はないのでは。
カンヌ映画祭では、日本映画以外にも多くの優れた作品が登場しており、日本映画だけにこだわって他に注目しないのはもったいないことです。
今年のカンヌでは、最優秀監督賞(『青いパパイヤの香り』の監督)と、若手監督に与えられる最高の賞であるカメラ・ドールがいずれもベトナム出身者であったことが興味深かったです。
主演女優賞は、トルコの閉塞感あふれる農村を描いた映画の学校教師役でした。
これらの映画も非常に興味深いです。コロナ禍の映画制作には感染対策をしないと予算が下りないという事情もあり是枝監督の「怪物」と「舞妓さんちのまかないさん」の2作の感染対策アドバイザーをしていました。軽い気持ちで引き受けましたが会社と違い撮影現場は想定外の連続。ただクレジットにも名前が載り良い記念になりました。受賞おめでとうごさいました。
日本人の最優秀男優賞は19年振り2人目の快挙。芸名は前職が役所勤めだったから命名されたとか。若い方々には、これを機に、1996年の映画「Shall We ダンス?」を観てほしい(もう30年以上前…)。米国等世界で公開。米国ではは200万人動員、興業収入は950万米ドルを記録。後に米国リメイク版ではリチャード・ギアが役所さんの役を演じた。