ホンダF1復帰に感じる疑念と矛盾 40年「エンジン車全廃」いずこへ、ビジネスとしてのF1に正当性はあるのか
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単刀直入にホンダが言いたいことをまとめると
2021年F1撤退を決めた2021年6月のホンダの取締会議時点ではF1の2026年度以降のレギュレーションがまだ発表されておらずホンダとしては電動化やカーボンニュートラルに舵を切った以上、二酸化炭素を排出し続けるF1に留まるメリットよりもデメリットの方が大きくなったという判断。これが書籍(歓喜 ホンダF1、苦節7年ファイナルラップで掴み取った栄冠)などを読む限りでもF1を2021年を持って撤退した最大の理由だと考えられます。
しかし、2022年に入り2026年以降のレギュレーションが発表され、F1もカーボンニュートラルの未来へ合成燃料の活用やマシンのパワーユニットの構成比率変更で舵を切ることが決まりました。また、このタイミングでかつてタッグを組んでいたレッドブルのトップ層がホンダに対してF1復帰のアプローチを掛けていたことが明らかになっています。しかし、この時ホンダ側はレッドブルからの一種ラブコールとも呼べる声かけには首を縦に振ることはありませんでした。
そこから何がホンダ社内であり、アストンマーティンと組むことになったのかは定かではありませんが、F1に参戦するメリットがデメリットを上回ったと言うことでしょう。
この判断に対して言いたいことは分かりますし、それこそ数字なんかを見ている投資家らからすると「えぇ!?」って感じでしょう。
注目のコメント
F1復帰も良いのですが、ホンダはもっと自社の従業員に寄り添うべきです。販売中のマガジンX7月号に書いている通り、生産現場で労災事故が起きても正しく経営陣に伝わらないようでは、従業員の士気も上がらないのではないでしょうか。
「F1やる金があるなら従業員のさらなる待遇改善に努めるべき」との声があることをホンダは知るべきです。