米債務協議が合意に近づく、上限2年引き上げと歳出削減で=米当局
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政府の歳入がモノづくりによってどんどん増やしてくのではなく、債務をどんどん作ることによってやっと維持していく、やっとウクライナなどの地域での戦争支援ができる、これはなんと理解していいのでしょうか。
立派な社会制度を作っているはずですが、なんでこれほど社会の管理者としてはみじめで、債務をどんどん拡大していかなければ、大統領などの政治家の贅沢の生活が維持できなくなるのでしょうか。
注目のコメント
共和党が債務上限引き上げに合意するために示した条件は、歳出削減です。
共和党が、といっても、共和党内の主張は一枚岩ではなく、特に過激トランプ派のような人たちは、バイデン政権がデフォルトを引き起こして大混乱になる、というのを望むような議員もいます。
全員ではなくても、一定数の共和党議員が債務上限の引き上げに賛成すれば、議会で通すことはできます。
バイデン大統領側も、歳出削減は合意するとして、問題はどこから削るか、です。
共和党は国防関係は削りたくない、
民主党は教育や環境対策関係は削りたくない、
それでもバイデン大統領とマッカーシー下院議長の間では合意できそうな案件ではあります。
その合意に、どれだけの共和党下院議員が反対するのか、も、場合によっては問題になりかねません。アメリカにおいて、連邦政府の債務上限は、党派性も相まって、財政規律として機能している。歳出を拡大させたい民主党政権でさえ、債務上限を引き上げるとしても上げ方を小さくしたい共和党の主張を受け入れるために、軍事費や退役軍人向けプログラム以外の大方の支出を抑制することになりそうなわけで、歳出拡大に歯止めがかかっている。