トヨタはハイブリッド車関連で検討、自動車の「移行金融」本格始動へ
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注目のコメント
取材いただきました。今回のG7エネルギー・環境大臣会合の合意文書はいろいろエポックメーキングでした。
英国→ドイツの議長が続き、これまでとかく手段を特定する欧州型の議論が続いていたのに対して、「多様な道筋」という言葉を初めて入れこんだわけですからね。
該当の文章、下記です。
「多様な道筋を認識しつつ、それらがネット・ゼロという共通目標に繋がることを強調する。」
この文章の後段で「ネット・ゼロを目指すという共通目標は共有してますよね」と言うのを書くことで、可能になったのでしょうが、アジアやアフリカなどこれから発展する地域は手段を特定した議論にはついていけなくなるので、G7以外の国へのメッセージとしても大きかったと思います。
環境の議論は常に欧州がリードしてきた、と言われますが、リードして良い着地できているかは別。電気自動車は製造段階において排出する二酸化炭素が多いだけならず、白金やコバルト、リチウムなどのレアメタルも内燃機関車の比にならないほどの利用料を持っていますし、その製造段階における二酸化炭素排出量も検討しないとこの方針自体がかなり「間違った」方向に進んでしまう気がするのですが、政府はそちらも検討しているのでしょうか?
ハイドロジェン・ヨーロッパのCEOであるヨルグ・チャチマルカキスさんによればBEVは白金は利用しないもののコバルトとリチウムだけで23.2kg必要になるらしく、ここをどうにかしないといけないなぁと考えています。
ただ、日本はGXに対してのポジションも微妙な印象です。原子力発電はGXの一つと捉えられていますが、日本は核燃料を用いたGXに対して「うーん…」な印象を受けているので、電気をどうにかしないと…と思います。
あと一点気になったのは記事内の写真、トヨタディーラーが映っていますけどメインで配置されているクルマはシボレーのカマロとスバルのWRX、遠くにトヨタ車であるカムリのリアが見えていますが、なんかズレている気がします。