NY株4日続落255ドル安 債務問題の協議難航を懸念
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きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。
ダウ平均の200日線が3万2775ドル付近に来ており、その水準に到達しています。
午後にFOMC議事録が公表されたものの、反応は限定的となっています。
議事録では、追加利上げへの支持を巡ってFOMC委員の意見が分かれていたことが示されたほか、データ依存のアプローチを強調し、利下げについては可能性が低いとしています。
このところのFOMC委員からのタカ派な発言が株式を圧迫しており、その意味でも本日の議事録で何らかのヒントが出るか注目されたが、新たな材料はなく、市場が警戒していたほどタカ派ではない印象でした。
米債務上限問題については、依然として具体的な合意はなく、にらみ合いの状況が続いている中、米株式市場は戻り売りが続いている状況。
共和党側は大胆な歳出削減を求めているが、それに対するバイデン大統領を始めとした民主党側の抵抗も大きい。
期限切れぎりぎりまで交渉はもつれるとの見方も出ているが、最終的にデフォルトは回避されると楽観的に見ている状況に変化はないです。
双方の交渉担当者はきょうも午前中に会合を開くと見られています。
仮にワシントンが合意できたとしても、市場は動揺する可能性がありそう。
米財務省は一般会計を補充するために大量の国債を発行する必要があります。
特に最近では、米株式市場と米国債市場は相関関係が高まっており、株式市場にも何らかの影響を及ぼする可能性が警戒されています。
VIXが20台まで跳ね上がり(やはりチョットした事で上がる)市場にも漸く警戒感が出ています。
私見では一旦調整入った方が上にも行きやすいとは思います。