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スーダン首都で再び衝突、停戦合意破棄の恐れ

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    再び、というかスーダン内戦が始まってから40日が過ぎ、その間8回の停戦合意がありましたが、戦闘が停止したことは1時間といえどもありません。

    国連機関などが確認している死者数は1800人ですが、実際はずっと多いでしょう。
     国外に難民として逃れたのは、確認されているのは130万人です。
     戦闘はまだ続くでしょうが、今年終わりまで続けば、国外に逃れるのは500万人は超えるでしょう、その内少なくとも数十万人、ことによると100万人以上はヨーロッパを目指して地中海を渡るでしょう。

    戦闘は各地で続いていますが、特に激しいのは首都ハルトゥームの奪い合いで、一進一退の戦いが続いていますが、緊急支援隊(RSF)がどちらかというと優勢です。スーダン国軍は各所で包囲されては壊滅しています。

    スーダンは今後、これといった支援も受けられずに放置されるでしょうが、スーダンの周辺のチャドや南スーダン、エチオピアなども内戦続きです。
     怖いのは、これがさらに他のアフリカ諸国にもおよび、飢餓と干ばつで飢えた人々の大規模な移動が起きることです。


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