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米債務上限協議、23日中に合意できない見通し━下院議長=FOX

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    第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    共和党は歳出削減を主張、民主党は増税を主張してますから、なかなか溝が深いです。


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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    記者に囲まれ合意は近いか、6月1日までに合意できるかと問われたマッカーシー下院議長は、我々の間に幾つか溝があるのはご存知の通りだが、次の予算は今年の予算より小さく無ければならならずその点は明確だ。やり方はあって下院は法案を通したが(民主党が多数を握る)上院は通そうとしない。イエレン財務長官が6月1日に期限を切っているが、共和党と下院は4月に予算を通しており、6月1日に向け引き延ばしているわけでない。バイデン大統領と何度も議論して問題は集約されているので6月1日までに合意できる可能性はあるが、それは相手方次第、と言っている印象を数時間前のNBCのニュースで受けました。
    共和党が下院で可決した法案はバイデン大統領が力を入れる気候変動対策を削り学生ローンの免除措置を削り低所得者向けの医療保険制度であるメディケイドの受給要件を厳しくし生活保護も削るような内容で、民主党左派のみならずバイデン大統領自身、降りる訳に行かないことが多々含まれています。共和党側も、政府機関が閉鎖され米国債が格下げされても債務上限引き上げに反対しかねないフリーダムコーカスが一定以上の力を持つだけに、妥協は今なお難しそう。
    「米共和党のマッカーシー下院議長は23日、債務上限を巡る協議が同日中に合意に達するとは考えていないと述べた」とのことですが、実際のところ、合意できるとか合意が近いとかいう発言がどれほど意味を持つものか、確信が持ち難くなってきたような・・・ (・・;


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