【入門】ビジネスで使える経済学「レーティング」ってなに?
- 複雑なものを「一つの数字」で表現
- クウェートとスペインはどっちが豊か?
- 社会インフラになりつつある
- 「良くない」使われ方も身近に
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Webサービスでよく見る「5つ星の評価」ですが、こうした評価や格付け(レーティング)に経済学が活用できるなんて考えたこともありませんでした。坂井先生の「NPS(ネットプロモータースコア)」に関する意見は、目からウロコです。
経済学をビジネスに活用する動きは、おもしろいです。2022年11月に特集した『ビジネススキルとしての「経済学」超入門』もぜひご参照いただければ嬉しいです。 https://newspicks.com/book/3485
素晴らしい内容でした。坂井先生・河田先生とお話してみたい。
OpenWorkも定性的な社員クチコミだけでなく、定量情報としての年収・残業時間に重ねて、レーティングを導入しています。
坂井先生も仰っていますが、レーティングというのは権力であり、フェアネスが求められます。とくにレーティングが社会に浸透し始めインフラになりつつある今だからこそ、よりフェアネスさが求められているでしょう。OpenWorkにはよくレーティング改善のコンサルティング依頼がきますが、フェアネスさを維持するためにもレーティング改善に関するサービスは一切もたず受けないようにしています。(ときどきレーティングもしながら、その改善に手を出しているサービスを見ますが、フェアネスさの維持が難しいと感じます)
一方で、フェアネスを維持するためにアルゴリズムの公開を求める声がありますが、私はこの意見に対しては慎重です。方針の開示はすべきですが、詳細のアルゴリズムまで開示すると次に起こるのは不正です。レーティングの高め方を知れば、レーティングを故意に操作することは簡単にできます。不正がまかり通る市場は、多くのユーザーにとってはフェアネスとはいえないでしょう。レモン市場につながる一因になるのではないでしょうか。
レーティングというのは簡単そうに見えて奥の深いものです。こういった記事や発信が増え、社会の理解が進んでいくことを切に願っています。
星5つでの評価は、日常使い慣れているのでわかりやすい。ただ、星取りのアルゴリズムは不明な場合が多い。
Amazonでよく缶ビールを注文しますが、そのレビューは配送状況や缶の状態まで含んでいます。ビールなどの食品は、味に対する評価をみたい。そういう星取りがあればいいですね。
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