伊豆諸島 利島で震度5弱の地震 津波の心配なし
NHKニュース
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先日は八丈島北西海域で地震がありましたが、割と落ち着いていたところでした。今回は新島付近での地震で、M4~5クラスの地震が頻発している状況です。
伊豆半島は実はプレートの動きが複雑な場所で、伊豆半島がどういうわけか軽く、ここだけ日本列島が載る大陸のプレート(北米プレートとユーラシアプレート)に衝突している部分です。そのほか東側は相模トラフとなって北米プレートに沈み込み、西側は南海トラフとなってユーラシアプレートに沈み込んでいます。すると、東西は順調に沈み込むのに、伊豆半島から伊豆諸島周辺はなかなか沈み込めず、東西に引っ張られることになります。今回も発震機構は横ずれ成分を含むものの北東ー南西方向に引っ張られたことによる正断層型と出ています。つまり、伊豆半島から三宅島くらいまではこのような仕組みによる地震が数年おきに発生しています。
最近では2000年の三宅島の噴火に関連して、新島付近でも震度6となるような揺れを伴う群発地震になったことがあります。この時はマグマの動きもあったために大きな規模の地震が頻発しました。現時点ではマグマの動きがあるという情報はなく、発震機構からもマグマが関連しているとは考えにくいため、とりあえず火山活動の可能性は低そうです(が、今後の情報には注意です)。