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「ゼレンスキー氏現れなかった」=ブラジル大統領、G7での会談なしで釈明

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    ブラジルからの鶏肉輸入も日本では増えているが、ブラジルの世界輸出も増えて、中国とはライバル関係になっている。日本も鶏肉輸入で交渉していたはずだが、ブラジルもウクライナからの小麦などの飼料輸入も必要だろうし、交渉を避ける必要は無いと思う。

    ゼレンスキー大統領が各国とのお茶会ミーティングにも呼ばれていた写真もあったので、時間調整が難しかったのかもしれない。夜の飲みニケーションが重要な日本とは対照的に、海外でのランチミーティング、お茶会ミーティングで決まる事も多く重要だ。


注目のコメント

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    在ブラジル建築プロデューサー/隈研吾建築都市設計事務所ブラジル担当室長

    今年の元旦に大統領に就任したルーラ大統領にとって、9ヶ国目となる外交訪問。アジアの国々で見ると中国に次いで2ヶ国目の訪問が日本となりました。
    ブラジルにとって最大の対輸出国は中国で、そのシェアは全体の2割を超えています。その数字だけ見ればブラジルにとって最重要国は中国となり、中道左派でアメリカとも一定の距離を置いているルーラ大統領が中国とタッグを組みたいと思われるのも腑に落ちると思います。

    ですがルーラ大統領も実際に発言していますが、中国はあくまで経済的に重要なパートナーであって、それが政治的、外交的に重要なパートナーになるとは限りませんし、中国一辺倒になるリスクについてはブラジル政府も当然意識しています。
    また、ブラジルはボウソナロ前大統領政権によって失われた(と言われる)諸外国との外交を一刻も早く取り戻すべく、ルーラ大統領は就任4ヶ月で既に9ヶ国を訪問し、ブラジルの存在感を世界にアピールすることで必死です。先月には大統領の愛弟子とも言えるジウマ元大統領を会頭に据えたBRICS銀行を一つの盾として、大きな枠組みを動かそうとする意図も伺えます。

    ブラジル政府の外交姿勢でベースにあるのは、欧米やG7などの枠組みではないより多元的な外交ですが、根っこにあるのは南米だけではなく南半球の大国として世界のコモディティーの多くを握る資源大国としてのプライドだと個人的には思っています。

    今回のウクライナ戦争におけるルーラ大統領の一連の発言はそれらを意図してのもので、単にロシアや中国側か、反米かという単元的なものではないため情勢を注視していく必要があるでしょう。

    ちなみに、ブラジル国内メディアは今回のゼレンスキー大統領との面談が実現しなかったことについて、ゼレンスキー大統領側からスケジュールの不一致により断念せざるを得ないという連絡があったそうで、それに対してルーラ大統領は新たな日時を提示したところ、それも断られたという報道をしています。
    また会談が実現しなかったことに失望したかと問われたゼレンスキー大統領は、「ルーラ大統領が失望するはずだと思う。」と皮肉った返答をしたとも。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    ルラ大統領の野心は、中国と組んで米国に対抗することにあります。
     「BRICS共通通貨」の創設を唱え、それに中南米諸国を巻き込みたがっています。4月にも中国を訪問して「BRICS共通通貨」などの協力推進を訴えてきました。
     ルラ大統領は、ウクライナ不支持というより(そもそも関心が無いので)、とにかく反米で、そのために中国やロシアと組みたがっています。

    ブラジル側とウクライナ側のスケジュール調整がうまくいかなかったとかいうことよりも、ルラ大統領は、どうあってもゼレンスキー大統領と会談するつもりはなかったでしょう。
     ゼレンスキー大統領が会議場に到着した時も、他の全ての首脳が(インドでさえも)駆け寄って握手しているのに、1人だけ座ったまま書類をにらんで、気づいていないかのようなふりをしていました。
    https://twitter.com/diazbriseno/status/1660275000085999619


  • (ホルへ・タケシ)拓殖大学 国際学部 教授

    ルーラのスタンスを反米、親中と理解しない方がよいです。等距離外交、自立外交の進化系を目指している国だと認識すべきです。

    1980年代半ばまで、消極的かつ「距離を置くことによる自立」が基本政策でしたが、その後の民政移管を受け、90年代半ばまで「参加を通した自立」、さらに「(グローバルとの)統合による自立」 と積極姿勢を伴う自立外交が原則となっています。

    元外相(セルソ・ラッフェル)が「未来のビジョンを基本とし、外交は長期的には変化に適応するために行動すべきだ。ただ、受動的な適応ではなく、自らの力の限界において、他の国家の興味・関心をも明確に把握しつつ、環境を変え、改革し、自国に有利な体制を作り上げる」と言っています。つまり普遍的価値観のもとで他国を巻き込みながら積極関与していくということです。

    ボルソナロ大統領の時はこの原則に沿わない外交が展開されていたのでルーラは原則に戻そうと躍起です。

    G7後の記者会見を原語で聞きましたが、ウクライナ戦争の解決に向けては、ウ・ロ両国がお互いに100%勝とうとしている中、武力で解決を図るのは難しいと言っています。ロシアの侵略については批判しつつ、G7の場は、解決のツールとしてはふさわしくなく、国連の場がふさわしいというようなことを言っています。その上で、国連の安保理の機能不全を批判、日本やブラジルなどが常任理事国になるなどが望ましいとも言っています。

    BRICs共通通貨など中国よりのスタンスについての質問ついては「誰がどこに何を売ってその通貨であっても決済できるのが私の考える“自由な貿易だ”」と返し、その手段として「ユーロのような通貨をもう一つ作りたい」と言っています。そうした通商環境の醸成で「中国と米国との間の冷戦を防ぐ」という主張です。

    まあ、実現性については紛争解決手段、共通通貨構想とも個人的に疑問が残りますが、世界の分断を避け、自立確保ために他国巻き込み、もう一つの極を創ろうという意思は確認できたかな。

    ちなみに日本では報道されてない気がしますが、ルーラとゼレンスキーは3月に遠隔で会談済み。それを受けて外交ブレーンのアモリン元外相が今月10日にキーウを訪問し、多国間対話の枠組みをゼレンスキーに提案しています。ルーラは前政権時の2004年、09年にウクライナ訪問済みですが、再訪の意思を示しています。


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