信じられないほど「持っている」岸田首相のG7広島サミットをガチンコで総括する
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信じられなほど「持っている」というほど「持っている」度合いを検証したわけでもなく、「ガチンコで総括」というほど徹底的な評価がなされているわけでもないので、読後タイトルに違和感を感じました。記事の内容自体は分かり易くていいのですが…。
今回の広島サミットは、20世紀後半を方向づけたヤルタ会談に匹敵すると後世に語られるかもしれない。ゼレンスキー大統領の突然の参加によって、サミットは岸田総理の構想を大きく超え、世界的な注目を集めるに至った。そして中露に対する世界の決意を示したともいえる。
岸田氏は確かに『持っている』と感じる。
G7を広島で行う意義、そこに全首脳揃って献花するシーン、そして何よりゼレンスキー大統領を広島に来訪いただき、その場でメッセージを発信したこと。加えて岸田氏が広島出身であったことはより説得力を増す文脈だった。
各論を見れば物足りない点はあるものの、ゼレンスキー大統領とG7、そしてグローバルサウスの首脳陣が集まって核軍縮と平和へのメッセージが伝えられた事実は岸田氏の成果となるだろう。それはすなわち自民党の票につながり、自民党内の彼のポジショニングにつながる。
案外長期政権になるかも知れない。