【全文掲載】G7首脳、平和記念公園で「核兵器のない世界」へ決意を綴る 記帳内容公開
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「広島ビジョン」という非核化の方向性を確認することはここまでの岸田外交の到達点かと思います。G7全体では対中国、対ロシアの対応やウクライナ支援、気候変動などのグローバルイッシューなどが大きな課題ですが、広島開催ということもあり、まずは核軍縮の方向性を確認することが大きな成果。現段階では2008年のオバマの「核なき世界」のようなスローガン的なものなので、どこまで現実的にさせていくかは今後の大きな課題。
注目のコメント
昨日のG7首脳による献花の映像、写真には、個人的に強いインパクトを受けました。
この要因として、丹下健三さん設計の広島平和記念公園のデザインがあるように感じています。
このデザイン、本当にとてつもないと思うのですよ…
https://newspicks.com/news/1576081
「平和は訪れて来るものではなく、闘いとらなければならないものである。平和は自然からも神からも与えられるものではなく、人々が実践的に創り出してゆくものである。この広島の平和を記念するための施設も与えられた平和を観念的に記念するためのものではなく平和を創り出すという建設的な意味をもつものでなけらばならない。(丹下案)」
添付記事からの抜粋で、平和記念公園は平和をつくり出す工場だと。
現状とは違った意味での言葉だと思いますが、それでもこの強烈な意思によって生まれた空間に、敬意を感じます。「核兵器を世界からなくす」と書いているのはバイデン大統領だけで、それは100年後なのか200年後なのかは書かないとしても、書くだけいくらか意味があります。
英国とドイツの首相は、「核兵器を使った戦争を繰り返さない」と書いています。
これは、現在の文脈だと、ロシアに核兵器を使わせない、という意味です。
「平和に向けた行動」(フランス)というのも、具体的にはロシアがウクライナを占領するのをあきらめさせる、という意味です。
カナダ、イタリア、EUは、「記憶しておきます」とだけ書いていて、これらの首脳は核兵器を持っているわけではないし、米国、英国、フランスの核政策に口を出せる立場でもありませんので、これだけ書いています。