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EVユーザーではないと思われる内容が多く、もう少し深いところにある競合優位性が触れられていないという意味で、やや浅い分析だと感じました。

自動車の専門家ではなく、実際にテスラまたはBYDをヘビーユーズして、ビジネスとテクノロジーの両面で見れる方の解説の方が、より正確かつ有益だと思います。

例えば、テスラを3年強使っていて思う、レガシーな自動車企業にない強みを補足します。

「修理対応も一部、ソフトウェア経由で行えるため、取扱店舗が少なくてもいいというわけです。」と記事内にコメントがありますが、実際にはもっと深いところに競合優位性があり、簡単には模倣できない仕組みを展開しています。
例えば、車内ゲームの音が出ない、タイヤ交換など、テスラに用事を感じた時に24時間対応のサポートに電話すると、まずオンライン経由で車両の診断をし、直せるものは直ります。
もし、直らない場合、問題の当たりをつけてパーツを手配し、修理専用のテスラ車両で家まで来てくれる「テスラモバイルサービス」という対応があります。

軽井沢在住で日常の足なので、普通であればディーラーに預けて生活に支障が出ますが、すぐに来て直してくれるので、とても便利です。

修理に来たテスラのエンジニアといつも色々な話をするのですが、8割はモバイルサービスで修理可能で、オーナーに負担となる持ち込みをかなり削減出来ているとの事でした。

その分、オーナーの時間も削減でき、メーカーとしても修理拠点を全国に配置しなくて済みます。

また、不調を感じた時の電話対応も秀逸です。
不具合に対する電話対応で素晴らしいと感じるのは、Appleと Dyson、テスラで、特に優れているのがテスラ。
よく、電話番号は?誕生日は?と本人確認をされて煩わしいのですが、テスラに電話をすると、いきなり「倉嶌様、今回はどうなさいましたでしょうか?」と質問されます。
他の メーカーも対応済みとは思いますが、電話番号も車種や購入日も説明する必要はありません。

この最初のタッチポイントは意外と重要で、自分が誰かを証明するところから会話を始めるか、自分の名前を呼んでくれるかで、メーカーとの親近感・信頼感がかなり変わってきます。
これはほんの一例ですが、表面で見えている電池の内製や充電網以前に、こういった全く次元の異なるUXの差がテスラの強みの本質だと思います。
実のところ、テスラやBYDと同じことしても勝てるわけではない。
新規参入会社と、既存自動車会社とは戦略が全く異なるわけですから。

現時点ではBEVは原価高く利益率が低いのは間違いない。
当然ながらテスラはBEV一本だから、何がなんでも利益出すしかない、ならば既存自動車会社と同じことをやっては勝ち目はない。だからこそ様々な手を打つ。それらはかなりトリッキーだが、なんとかやっているし、皆その戦略に期待しているからの株価である。

BYDはBEVとPHVの双方をラインナップし、利益率の高いPHVでBEVを補い、また元々電池ベンダーなので電池のコスト戦略は他の自動車会社よりアドバンテージがある。

じゃぁ既存の自動車会社は何をすべきか。
BEVが既存内燃機関車と同様に儲かるようになるには、少なくとも数年、あるいは10年程度かかると思われる。
現時点でBEVは利益率低い商品であり、業績としては足を引っ張る存在でしかない。

それでもBEVを出すには、他で利益を出してカバーできる体質にするしかない。
内燃機関車、ハイブリッド車で従来よりも利益率高い状況にして初めてBEVへの投資が可能なわけだ。

トヨタはあくまでその方向で行くことを公言しているし、正しいと思う。

他の既存自動車会社の業績、どうですかね?
内燃機関車メインで業績や利益率悪かったら、BEVとかやってる場合じゃないのよね。
とっとと利益率改善しないと。それをやる前にBEVなんてやっちゃ潰れますよ。
全然サスティナブルじゃない。
すでについてしまった差をどう縮めるか?日本はリーフやアイミーブで業界をリードしていたはずがいつの間にか馬群に埋もれて更にはるか最後方になってしまった。
EUはゴール地点をずらしてEV化を必須ではなくしたわけで、今後もゴール地点は刻々とズレていくだろう。
結局、電池も含めて中国を利するだけなのか、それともEVでキャッチアップできるのか。ガソリン車はなくなるわけではないが、その先に本当に未来は無いということを何より自覚しているのはトヨタなわけで…
すごく勉強になる特集でした。環境を考えればもちろんEVなのですがレアメタルの問題やインフラの問題など一筋縄ではいかないし、内燃機関で抱えている多くの雇用がある。テスラは失うものがないが、トヨタには守らないといけないものも多い。日本が培ってきたエンジンの強みをすて、EVに完全にシフトするのか、(本田のように)もしくは限られたリソースのなかで、内燃機関でひっぱりながら他社と連携するのか、トヨタのように全方位で雇用もまもりながら、地域地域の実情にあった環境対応をするのか、30年後、これほど面白いケーススタディになっている話はないのではないだろうか。その時、トヨタが買ったケーススタディとして語られていることを切に願うし、私はそうなると信じています。
トヨタは、レスサスも含めれば、小型車~高級車、多様な動力源を持つ全方位のクルマ企業。

テスラは、中の上以上の高級なBEVを売って電動化を推進する、エネルギー企業。

BYDは、小型車から、そこそこの高級なEVを持ち、HEVやPHEVも設計、製造できる、電動化が得意なクルマ企業。

つまり、異種格闘技的な比較になってしまうので、あまり意味がないでしょう。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
BEVに関しては、メーカー用意の専用充電網の有無が、市場の支配を生む。

その為、BYDが日本で独自充電網を広げていることに着目した方が良い。BYDは、10年以上の続けてきたテスラの戦略をそのままなぞっている。

トヨタ、日産は、営業所内に充電網を作るが、
テスラやBYDは人の集まるホテルやレストランに作る。

どちらが消費者にとって魅力的かは歴然だ。
この連載について
皆様にコメント欄でお寄せいただいた【#教えて編集部】や【#教えてプロピッカー】の問いに対して、記者や専門家が深掘り考察して返信するコーナーです。皆様のご質問、お待ちしております(#教えてシリーズの概要・質問方法は各記事をご参照ください)。
トヨタ自動車株式会社(トヨタじどうしゃ、英語: Toyota Motor Corporation)は、日本の大手自動車メーカーである。通称「トヨタ」、英語表記「TOYOTA」、トヨタグループ内では「TMC」と略称される。豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、ダイハツ工業と日野自動車の親会社、SUBARUの筆頭株主である。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
時価総額
42.5 兆円

業績

比亜迪股份有限公司(略称:比亜迪またはBYD<ビーワイディー>、英語: BYD Company Limited)は広東省深圳市に本社を置く中華人民共和国の企業。 ウィキペディア
時価総額
13.8 兆円

業績

時価総額
115 兆円

業績