予約は手紙のみ、文明から離れた“不便な宿”苫屋が国内外にファンを持つ理由とは? 「孤独から離れに来るのかもしれない」
コメント
注目のコメント
旅の醍醐味って、その土地ならではの人や出来事に触れるってことっていう原点を教えてくれますね。
アクセスが悪いことも、電波の届きにくい不便さも、その土地ならではの暮らしをデザインする一要素なんだ。そう考えると、全てのありのままの姿が、愛おしく感じます。素晴らしいカスタマージャーニー。
印象に残ったのは、宿の方が予約希望の手紙を読むのを楽しみにしているということ。
カスタマージャーニーのデザインにおいて最も重要なのは、デザインする側がワクワクするか、なのかもしれない。
顧客にフォーカスし過ぎると、いつの間にか顧客を誘導するという、ともすると支配的な考えに陥りかねない。
顧客だけなく自分自身の感じ方もセットで考える、つまり
顧客がこう感じてくれると自分はこんなにも嬉しい、という共創的、分かち合い的な考えになりやすいようにも思える。
全ては顧客のため、という下僕的な考えは、むしろ事業としての持続性が低下する。
顧客と企業、需要者と供給者といった肩書をとっぱらい、同じコミュニティにいるみんなでハッピーになる、幸せの総量を増大する、という視点で物事を考えた方が、結果的に顧客の満足もより高まるのではないか。
お宿の店主の表情からは、そんなオーラも感じる(筆者の思い込みかもしれないが)”手紙を書くところから始まる旅”
岩手県野田村(人口3,732人)にある民宿は電話もインターネットもなく予約がハガキか手紙だけで返信も1週間後。
ご夫妻の海外での出逢いのエピソードや帰国後トラックで日本中を旅しているお話しも素敵です。
「不便なほうが楽しいから」
ぜひ前編から続けて読んでみてください。
https://shueisha.online/life/131357?page=1
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