【最新研究】AIは、すでに「知性」を獲得している
NewsPicks編集部
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GPT-4は人間と同等の「AGI(汎用人工知能)」の一歩目である──。
話題を読んだマイクロソフト・リサーチの論文著者たちへの取材からは、次に言葉を予測するだけのはずのLLMが「知性」を獲得したと思わされるほど、説明のつかない領域に突入したことが実感を持って感じ取れます。
注目のコメント
GPT-4の理解しづらい賢さには驚きます。量が質を変えることは、これまでもありましたが、知性が生まれるとは想像以上でした。
「文章を生成する能力よりも、文章を分析し、合成し、評価し、判断する能力のほうがはるかに優れている」は私も感じつつあります。これは間違いなく知性の一つの側面でしょう。しかも案外論理的です。これは知性の一面でしかありませんが、他の知性も獲得してしまう可能性は否定しづらいです。
頼りにしたくなる気持ちは分かりますが、「私たちは複雑なシステムやマシンを見ると、擬人化しがちだ。」は結構危険な兆候にも思えます。
生成AIに頼り切って信じたのちに裏切られる、生成AIの方が賢くて自分より信頼される、を多くの人々が経験すると反発が強まることを懸念しています。マイクロソフトの研究部門のチームは、GPT-4を
・人間の概念やスキルを深く、柔軟に理解している
・文章を生成する能力よりも、文章を分析し、合成し、評価し、判断する能力のほうがはるかに優れている
と捉えているんですね。
知性があるかどうかは知性の定義次第だとは思いますが、知性を「事象を概念によって思考し、認識する能力」とするならば、GPT4に知性はあると言えそうです。
私もGPT4を使えば使うほど、それが知性を獲得していると思わずにはいられなくなっています。