【緊急事態】「心の過労」が社員をつぶす
コメント
選択しているユーザー
社員の皆さんのエンゲージメントをどのようにあげるかという施策の中に、マネージャーの皆さん、ここでいう中間管理職のポジションにいらっしゃる方々への個別の配慮を実施する機会を設けています。なぜなら、このマネージャー層が疲れていて、エンゲージメントが落ちていれば、結局メンバーはこの人を見ているので一緒に組織や会社に対するエンゲージメントが落ちてしまうからです。書かれているように、物事が全てVUCAで曖昧なゴールのない変化の中をいかに上手に順応するかを求められている環境下では、特にマネージャの方々が元気に意欲的に取り組んでほしいとも思うので、課題は何か、何が難しいか、何があればサポートにつながるかなどを定期的に情報交換しあえる場作りを行っています。また書かれているような背景そのものも、理解しているかしていないかでは全く対処方法が違うので、まずは一人一人が知見を学ぶ場も提供しています。
アジャイルに色々な手を打ってみてマネージメントに良い効果があったかどうかも、やってみないとわからないところはありますが、効果が良かったタスクはスピード良く取り入れ、必要ないと思われるタスクは従来のやり方にとらわれずにやめてみる勇気も必要だと思います。マイクロマネージメントも私もついついやってしまいがちなのですが、結局は自分が相互に信頼している人がどれほど周囲にいて、それをたくせるか、失敗してもそれを自分がいかにカバーしてあげられる余裕を持っているかだと思います。
注目のコメント
メンタルケア外来をやっていると、テレワークによって2つの層に大きな負担がかかっているように感じます。1つは新入社員で、もう一つは中間管理職です。そして、雑談の重要性を感じます。
テレワークをもう少し細かく見ると、①teamsなどによってオンライン上の情報共有やタスク管理、②オンライン会議資料を共有して動画と音声が共有できるという2つの特徴があります。
欠如しているのはコミュニケーションです。
これが思いの外重要で、空気を読んで仕事をする事が出来なくなりました。新人は空気を読んでわからない事を周囲の人や上司に聞きますが、空気を読めないと相手の気分を害さないかどうか不安になってしまいます。
また、中間管理職も同様で、部下の表情や動きで調子悪いのかどうかを知る事が出来ましたが、テレワークではそういった情報がなくなりました。
テレワークは、ある程度、個人で仕事を完結できる能力があり、気軽にコミュニケーションできる信頼関係が構築できている場合に成り立つのだと思います。
コロナ禍でテレワークが普及してきましたが、まだまだ課題はあり、正しく導入する必要があります。ハード面(残業時間やリモート環境)だけでなく、ソフト面(人間関係や働き方、成長性)の働きやすさを意識する必要がありそうです。
2014年に45時間近くあった平均残業時間は、2023年には24時間にまで減少しています(OpenWork調べ)
この数字だけ見ても、働きやすさはだいぶ改善されているように見えますが、本旨に書かれているようなコメントは時々OpenWorkでも見ることができます。
とくに「風通しの良さ」「社員の相互尊重」の項目が低い会社では、「人間関係の悪さ」や「非効率な業務(ブルシットジョブ)の多さ」に関するコメントが目立ち、ストレスがかかっているように感じます。
また働きやすさだけを改善しても、「成長環境が得られないこと」や「将来の金銭的な不安」がストレスになっていることも多いです。
これらのソフト面の改善も同時に必要でしょうね。中間管理職のパンクリスク本当に感じてます。
数字のターゲットは変わらないのですが、部下の労働時間やメンタルケアなど色々しないといけないことで結構高いマネジメントスキルが求められる。マネジメントを目指してるのであれば修行だと割り切れますがそうじゃない場合はただ大変な思いをしてるだけかもしれないです。中間管理職をもっとケアすべきだと思います。