ドル高については、債務上限問題の展望を背景とするショートカバーの動きという面もある一方、中国の景気の停滞や欧州経済の先行きといったやや長めの要因も作用しているように感じます。 そうした中で、対円については資本流入と金融緩和という逆方向の要因がありますが、いずれにしても円安が継続するようだと、輸入インフレの圧力低下に想定以上の時間を要することが考えられます。 そうなると、日銀の想定するインフレ率の減速が少なくとも後ズレすることになり、金融緩和の継続に関する合理的な説明が困難となる恐れがあります。
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