AI開発「免許制にすべきだ」 チャットGPT開発CEOが提案
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免許制にしたら今のStable Diffusion系モデルのようなオープンソースコミュニティは死んでいくだろう。
AIの開発は個人の自由として、制限するべきではない。
注目のコメント
OpenAIのポジショントークという側面もあるのですが、これは既存のGAFAにとっても、ポジティブな意見と見ることができます。
機械学習やAIの開発にあたって、2010年台からビッグテックでも盛んに進められてきた一方で、社内で起きていたことは、「エンジニアリングによる技術の発達 VS 法務や倫理といった部門による制限」でした。
なんらかの結果をAIで生成する際に、世に出す前に非常に多くのチェックがなされます。集めたデータは偏りがないものか?出力された結果は倫理的に問題がないか?そもそも、そのプロジェクトに携わる人たちの偏りはないか、など。
自らにそうした制限を課しながら、いくつものプロジェクトをお蔵入りにしながら、慎重に慎重を重ねて進めてきている中での免許制や規制案は、渡りに船になるのかもしれません。
もっとも、上場していないOpenAIのChatGPTに出し抜かれた、という印象があるため、「お前がいうな」という話かもしれませんが。社会に寄り添いつつ、参入障壁を作って自社を有利に導く、巧妙な提案ですね。
免許制にすると、ビッグテックが独占し、オープンソースが発展しづらい状況になりえます。社会として、自由と責任のバランスをどこに置くか難しいですね。個人的には作る側よりも使う側を免許制にしたほうがいいかなと思います。現状は理解の1点で誰もが使うシチュエーションでいいかなと感じますが、とはいえ使う側の倫理感が問われるツールなので。物理的な怖さを感じにくいので誰もが使ってますが、刃物や銃器みたいぐらいに考えておくべきかな、と。
怖がりすぎ? いやあ、倫理感がある程度しっかりしているこのコメント空間では大丈夫かもしれませんが、こういうのは大胆かつ臆病ぐらいがちょうどいいと思う次第です。