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今や20代の転職率が3割と言われている時代において、さらにジョブ型が加速していきますね。キャリアの自律は、人生100年といわれる変化の多い現代において、重要なことです。
エンジニア、開発者、データサイエンティストなど理系やアパレルで言えばパターン、企画など技術職では職種別採用はできますが、以外大半の私もそうだった文系大学生の職種別採用とは?営
業職、総合職などばっくりした進路別か。
自らの経験上22歳の自分が想像していた、希望していた25歳、30歳、40歳、と全く違う点に着地していますが、これがベストだ、と全ての職務とのセレンディピティに満足しています。いや、満足するよう努めてきた、が正しいか。
文系新卒においては与えられた仕事にベストを尽くすことでひらかれるキャリアがあるということをよく話しています。
他者からの評価や、周囲の意見などに影響を受けて、闇雲に進路を決めるのではなく、自身のキャリアアンカーとなる基軸をもつ意識を高めたいですね。自身のWILLを活かせる機会がどこに存在するのか…企業活動に接する機会も増えていると思うので、積極的に探求してほしいですね。
最近のいくつかの調査によると、日本でジョブ型採用を導入している企業は2~3割程度、職種別採用を導入している企業は6割程度で、実際はこれらを従来のメンバーシップ型採用と併用している企業が多いです。
ジョブ型や職種別型が増えている背景には、価値観の変化や人手不足の中で働き手や働き方の多様性が雇用でより重要な要素になっていること、DXやグローバル化など変化のスピードが速くスキルに基づく雇用の流動性が高まりつつあることが考えられ、若い年代ほどそれを敏感に意識していると思います。
新卒でジョブ型のポジションで入社したとしても、必ずしもそのキャリア一筋で順当に進めるわけではないと理解した上で、就職するのがいいかと思います。例え色々知識として詰め込んだりインターンをやってみたところで、やっぱり実際に社会人として本気でやってみないと自分の適職というのは分からないものですよね。
色々なご縁だったり自分の決断がうまく絡み合って想定していなかったような仕事をやることになったら意外と向いていた!なんてことも往々にしてあるなーと個人的には思います。
今までのメンバーシップ型だと、今後転職する際に自分のスキルを十分に発揮出来ないと感じたからです。
また、その会社に定年退職するまで働き続けるのであれば、メンバーシップ型は必要だと思います。
そして、私は自分の好きな事や得意な事で、メンバーに頼りにされたり、その会社に貢献したいと感じるため、ジョブ型を選びたいと思います。
私が駐在していた複数の国では「ジョブ型」の働き方が定着していましたが、新卒学生は、一定期間、インターンとか試用期間を経て正規社員になってました。自分の適性と求められる資質を体感できる期間があっていいなあと思ってみてました。
日本の学生とキャリアについて話す機会がありますが、あまりインターン経験がないのに「なんとなく恰好いいから」ということで、職種、業種を選んでいる人も少なくない印象です。
限られた経験、情報で自分のキャリアを就職する前に決めるのは、野球で例えると「自分は安打製造機になろう」と思っていざ打席に立ってみるとピッチャーの変化球が思った以上に凄くてバットにかすりもしないのと同じようなもんです。
また、この先人工知能の発展が変えるであろう社会において、ホワイトカラーでも、どの専門知識が求められそうか、あるいは賞味期限が長いのかをよく見極めなければならない時代にも差し掛かっていることにも要注意です。
働く現場の変化以前に大学側でも力を入れている様にも思えましたし、キャリア採用などが増加している今、新卒生も他人事ではいられないのが現状なのでしょう。
会社側もそうですし、職場側もそうですが、この変化を意識しないと若手の退職が進んだり、採用が難しくなったりしていくのでしょう。
転勤ありきの働き方ですと、上手くライフプランを設計できませんし、それこそ結婚ありきの働き方が難しくなる。
どこで働くかという観点もより重要視した採用を行っていくことが、今後の日本における労働市場には不可欠かと思います(少子高齢化にもつながるかと)