「まるで鎖国」トヨタや日産の「EV出遅れ」が日本経済に大打撃を与える
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欧州と中国、米国沿岸部についてはBEVの普及速度は早そうです。2030年頃には単年の販売台数でモーター車が内燃機関車を上回っている事態が想定されます。中国など国によっては、もっと早いかもしれません。
が、世界を見渡せば、内燃機関車やハイブリッド車が活躍する時代はもう少し長くなります。
中国と米国を主戦場とする日本ブランドは、この辺りの比重のかけ方について、生き残りをかけ今後戦略の違いが出てくるのでしょう。
個人的には自動化、つながる化でも日本メーカーが必ずしも優位に立てていないことが心配ではあります。この手の記事を読むたびにすぐに思い浮かぶ疑問として存在することが、「ではなぜガソリン車のラインナップ、それもハイオク(プレミアム)ガソリンのラインナップが多いスバル車が2022年に米国で売り上げを28%向上したのか」「トヨタが過去最高益を近年更新し続けているのか」ということに対して、欧米はEV一強だという論調だけでは説明が付かないと言うことです。
また、EUも2035年にハイブリッドを含むガソリン車の販売を禁止する方針を転換しましたし、ガソリン車の寿命はもう少し長くなりそうです。
また、よくこの日本も速くBEV一本への転換を!という論調の記事でメインの主張元としてあげられるのは大体環境団体や欧州の政府機関の発言であり、消費者の声はBEV転換への根拠の声として挙げられません。これは世の中に一定数まだBEVに切り替えていない、消費者の総意としてそれを望んでいない事の裏返しではないのでしょうか?
記事を一通り読んでも根拠に欠けるような、と思いました。『EV出遅れ』って考えこそ固定観念だと思う。日本の自動車メーカーがEV化に大きくカジを切らないのはガソリン車に優位性を持つことや関連会社を支えていることだけではなく現段階でEVにはエアメタルの問題やバッテリーの性能や価格といった面で課題があるからだと思う。先行しているテスラなんかは高額なバッテリーを積んでも成立するだけの高級車ですから。
P.S. レアメタルの問題など解決するような技術が開発されたらそういうのに合わせて戦略をシフトするのは当然のこと。新技術っていうのは開発されてから実用化まで数年のギャップはある。まだ未知の新技術を見越してEVに全振りするようなのは戦略として危ういとしか言いようがない。