【解説】超ヒット「すずめの戸締まり」が示す、日本の潜在力

エンタメ社会学者、中山淳雄さんの「すずめ論」。
新海誠さんは「空を描きたいんだ」といいます。
「大ヒットアニメ映画作品3本を一気に語る。スラムダンク、すずめの戸締まり、ブルージャイアント！」
https://r.voicy.jp/EGV3bvln9yb
#Voicy

海外のアニメと日本のアニメを比較してよく思うのは、タッチや登場人物の一つ一つの動きや表情などきめ細かく、知らぬ間に引き込まれることがあります。繊細なタッチと世界観は日本アニメの魅力だと思います。
今後も日本アニメが世界で輝きを放つために、
賃金が低いという課題を解決し、クリエイターがオリジナルのビジョンをもち、心を自由に遊ばせ、創造できる環境を担保していくことの必要性を感じました。

＞アニメは、それなりの生活やそれ以上の収入を得られる分野なはずだが、他の仕事ならより良い労働環境で良い待遇を受けられると考える若者も多く、参入障壁は高い。クリエイティブな分野に進みたいと思う人たちに十分な待遇を用意することは、次の新海誠が本当に活躍できるようにするためには必要だろう。

そんな環境の中で新海 誠さんはできました。推測ですが、収入云々よりもアニメを作りたくてこの分野に飛び込んだ方だと思います。労働環境が良いに越したことはないですが、むしろもっともっと大成功させてあげたいと思います。それが次世代へのメッセージになるかと（世界中に自分の作品を発信できる、というような。）

記事の最後のほうで指摘されているクリエーターの待遇改善は、深刻な問題だと思います。
分厚いクリエーター層がいるからこそ、優秀な作品も生まれてくると思います。フリーランスが多いとか、制作委員会方式など、業界特有の構造のメリットデメリットを見ながら、優れた作品が今後も出てくる土壌づくりが大事だと思いました。

変に社会問題にフォーカスした先鋭的な映画よりは作り手の癖に塗れた、あるいは、君らこう言うもの見たかったんでしょう？というシンプルなものが受けてる印象です。

アニメータへの労働環境改善と予算が潤沢になればグッズなどの波及効果に留まらず、更に輸出が加速すると思うのでどんどん投資して欲しいですね。Youtubeの海賊版あたりはさっさと潰すのも重要だとは思いますが根が深いのが困りもの…

日本のアニメや漫画を制作するクリエイターの方々にとてもリスペクトがあります。

私は勉強が好きな方ではなかったので、小難しい文章を読むのはあまり得意ではなく、物事の理や考え方、生き方みたいなものを学んだのは漫画やアニメからだと思っています。

「すずめの戸締まり」は震災というとてもセンシティブな題材を扱い、とても前向きで素敵なメッセージを表現していたと感じました。映画が終わったあとも作品のことを話すと涙が出てしまうくらい私は感動しました。

人間の内面を描いたり、何かのメッセージを表現するのに、漫画やアニメは世界で最高のメディア(媒体)だと思っています。

その最高峰にいる日本のクリエイターが本当に素晴らしいと思うので、ちゃんと評価されて欲しいし、クリエイティブ活動に集中できる環境にあって欲しいですね。

新海誠の産みの親とも言える川口さんの対談動画が印象的でしたので勝手にシェアします。(他のメディアの動画で恐縮ですがお許しを)
https://youtu.be/F8bRmdXcN1k

タイトルからしてユニークです。この発想が日本パワー。

庵野秀明監督のシンシリーズではなく
オリジナル作品を待望。