【新事実】リモートワークは「若者たち」をダメにする
- 終わらないオフィスVSリモート
- リモートで退職したのは…?
- 「対面」が持つ最強の効果は
- リモートが1人いるだけで…
- ハイブリットさえも難しい?
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働くことやその組織についての「経験がない」ということは、知らないことが一杯あるということ。
知らないと、業務についても不安になり、業務での不安がコミュニケーションなどの不安にもつながる。その期間が長い間続くほど、不健全な状態が続く。
でも物理的に同じ場所にいれば、そういうことが分かりやすいから声を掛けられたりもするし、その後聞きやすくなったりする。
個々人の特性にもよるし、リモートでも工夫の仕方もある。でも物理的な近接性が重要なタイミングや、重要な事柄はあると思っている。
10人のチームで1人だけリモートワークをしているとき、チームのコミュニケーションに影響を与えるのは10%(1/10)ではなく、20%(10-1 / 10C2)になります。
構成要員数で考えるのではなく、コミュニケーションライン数で考えるのがポイントです。
なので、働き方が揃っていないことは思ったより、コミュニケーション上の影響が大きくなります。
ただ、OpenWork上ではリモートワークに関するキーワード検索数や求人検索数はどんどん増えています。人材獲得競争が激しい労働市場環境下では、個人的には対面に戻すではなく、リモートワークでも対面と同じかそれを超えるコミュニケーション品質を維持したほうがヘルシーだと思っています。
快適に労働を行うこと(楽をすること)って、生産性をあげることに比べて優先度低いですかね?こういった記事を読んでいてよく思うのですが、大半が経営者や経済の研究者目線で、労働者の目線じゃないものが多いなと。みんなが聖人君子のように「お国のため、社会のため、会社のため、自分の成長と幸せのために生産性をあげたい!」というなら結構当てはまる理論が多いのですが、感覚的に労働者が生産性をあげたいのは楽したい、家に早く帰りたい、という理由が大半な気がします。そうなると出社して生産性をあげよう!がそもそも矛盾しているという。もちろん生産性もあげつつ快適に労働する、という両得がベストですが、ことリモート業務の議論になると、生産性にフォーカスされすぎている気がします。若者たちをダメにする、という触れ込みですが、非常に単面的な話かと。もうちょい人の欲求と命、人生方面から哲学的なアプローチも加えたほうが、解に近づけそうな気がします。
すれ違いざまの雑談、隣に座る人との何気ない会話は、時間の無駄ではなく、大きく仕事の生産性を向上につながっているという調査結果があり、「偶発的かつ短時間の会話」が人間関係や情報流通に役立っていることがわかっています。
リモートワークでも電話や会議による会話はできますが、職場で全員が一緒に働いている状況で発生するような多様な交流は難しくなってしまいます。もちろん通勤時間が不要になるなどリモートワークによる生産性の向上もあるため、メリットとデメリットを考慮して、ゼロイチではない形を模索していきたいです。
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