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文化人類学者と考える「豊かさ」と「今」

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  • NewsPicks Studios WEEKLY OCHIAI プロデューサー

    「今後のキャリアのためにスキルアップしよう」「老後のために投資しよう」「良い就職先のために良い学校へ」という考えは日本ではごく自然に模範的と捉えられていますよね。こうした事から逆に将来に不安を感じ、誰かが示す“正解”に敏感に反応してしまう状況に陥りやすいとも言えますが…。この話はさておき、世界には“未来のために”という考えが通用しない社会があります。その一つが小川さんが研究対象とするタンザニア。著書によると文化人類学はこんな学問だそうです。

    「文化人類学は、この世界に存在する私たちとは異なる生き方とそれを支える知恵や仕組み、人間関係を明らかにする学問である」「私たちの人間観や社会観を揺さぶり新たな人間や社会の可能性を切り開く契機を提供できれば幸いである」

    死ぬまで未来のために“現在を手段化したり犠牲化する”ことは良いことなのでしょうか?そして、今いたる所で叫ばれる“効率”。この言葉は「生産機械のための概念だったのに、それを人間や自然界にそのまま当てはめている」といいます。この辺のお話も聞けたらと思います。

    【配信後記】
    未知の世界を旅した気分を味わえる回でした。デジタルネイチャーやAI、スマホを巡って議論を交わす場面は「おぉ」となったので、ぜひご覧になってください。さて、国家の雇用統計に載らないインフォーマルビジネスは、タンザニアでは公務員や会社員でも副業として行っているため、ほとんどの人が関わっているそうです。日本とは違う経済合理性が働いているんだなと驚きました。タンザニアでは「多動力」ならぬ「他動力」だそうで、根底にはリスクの分散化&“人助け”の精神があるとの話は大変興味深かったです。ネットでのビジネスも★を頼りに買うといった指標ではなく、SNSでこの人最近元気ないな、皆から良い奴と言われているなというところを見ているそうです。

    「3ヶ月先のことなんてわかんねーよ」という社会の話から...
    ①見返りを前提にしない“絶妙で気軽な”人間関係での「ついでに行う助け合い」
    ②人生は一定ではなく変化が起こるという前提に立っているからこその生き抜く力
    ③どうにかなると実感する場面が多さ
    これらが「豊かさ」につながっているのかもしれないと思いました。

    「喉が渇いている時の水は、満腹の時の酒よりおいしい」

    ままならない世の中を楽しむための合言葉にしたいと思います。


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    京都大学大学院地球環境学舎 第4期Student Picker

    非常に面白かったです!
    文化人類学は、異なる規範社会に生きる人々を比較して人類の普遍性を探る学問ですが
    やはり、了解すると話されてましたが
    文化を相対的にみて面白いと思うことが大事だと思いました。
    先日ベトナムに旅行に行って思いましたが、世界にはいろんな世界、幸せ、時間の流れ方があると思わされました。豊かさとは何か、人間らしさとは何かと、示唆に富む内容でした!


  • 株式会社tetote 代表取締役

    『社会のままならなさを、そのまま受け入れること』
    いまを生きるビジネスパーソンにぜひ聞いてもらいたい話...

    インフォーマルエコノミーだからこその合理性
    -タンザニア商人の生計多様化戦略
    - 商売の調子のいい人は、誰かに仕事を渡す。借りが生まれる。 その人にいつか波乗りする。
    - 評価経済でなく、困ってる人を助けることがだいじ。
    ex 自分が助けてもらうために、SNSに商品アップする時,羽振りが良さそうなものを着ない

    文化人類学の規範や倫理を着脱できる感覚。こういう長期的なテーマはNewsPicksの懐の深さを感じられるので良いですね...


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