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つまり、コンビニコーヒー1杯で15-25円の店舗粗利になり、それと同等の店舗粗利を得るために必要な食品売上は100~280円くらいになる。
本部施策であるサブスクとしたときに、店舗と本部の配分はわからない。ただ、これによって、ついで買いはもちろん、顧客の来店頻度を上げ、それがさらに習慣化(ポンタなども含め)につながれば悪くはない施策のように思う。
コンビニの運営は、基本として、本部と加盟店で粗利を分ける粗利分配なので、本部は粗利率改善し、加盟店は高粗利商品をたくさん売る事で店舗に利益を残します。コンビニは単店では、ボリュームが売れないし、客単価もスーパーなどよりも低いので、低粗利のものをたくさん売ったり、安い目玉商品で集客するモデルでは辻褄が合わないのが基本的な考え。
しかし、今回のローソンの取り組みは、稼げて数も売れる目玉商品のコーヒーを安売りしようって話だから賛否両論が出るお話しです。まぁ、高粗利だからこそ出来るって考えもありますが。
で、サブスクの条件は、単店を指定し、ローソンアプリを持ち、さらにアプリとポンタを同期させる。要は、稼ぎ頭のコーヒーの粗利は捨てるけど、その他の商品で稼ぐか、アプリの広告、データ販売、リベート収入で稼ぎますよって事か?
仮に客数1000人のお店だったとして、5%の50人がサブスクをやったとします。そしたらほぼ毎日店舗に来て、アプリを立ち上げる人の50人のデータが集まるので、それなりに意味はあるでしょう。全店に拡大したら75万人のデータになるわけですし。
テストなんで色々と面白いことができそうですが、全店導入のハードルは高そう。単純にお店の利益って加盟店オーナーのお財布に直結するんで、ドル箱商品値下げしますって言われたら嫌な人も多いでしょ。否定的に見るわけじゃないですが、テストなんでそっと見守る感じかと。
ここが非常に興味深いですね…商品やサービスの企画部門の役割が、アイデアとか発想からインキュベーションに変わりつつあることを示す例に見えます。
もう一歩、これをやることでなにか次の価値の創造に繋げれれる筋があれば、さらに面白いと思います。
コーヒーのサブスクが始まってから売上が伸びているフードやスナックの種類も気になります。サブスクに入っているのなら、ついで買いする人も多くなったのではないでしょうか。
大学でもコーヒーを片手に登校している学生をよく見かけます。毎日買うものがサブスクで提供されることは消費者視点で見ると、大変ありがたいことですよね。最近は、物価高も騒がれているので。
併せてこちらもどうぞ
【食品の値上げ止まらず、5月は昨年の3倍…少なくとも今秋まで断続的に続く見通し 読売新聞】
https://newspicks.com/news/8401638
これは使用するしかないと思います!
このサブスクに対して各コンビニは、どのように対抗するのかが気になります。