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結果発表の時間が13時頃といつもよりやや遅く、発表前、値動きが荒くなりました。
日銀金融政策決定会合のポイントは①金融政策のレビュー(点検)が行われるという点と②物価見通しの引き上げです。(2025年度の物価見通し前年度比1.6%、23年度1.8%、24年度は2.0%と前回から引き上げ)。現状維持の発表を受けて、一旦円安に触れています。
事前の日経新聞によれば、①対象は過去複数の緩和策である、②期間は1年程度かかる可能性がある、③政策判断に直接結びつかない方向で調整中、とのこと。政策レビューは各政策の効果と副作用に対する評価が中心であり、レビュー期間中であっても政策修正が行われる可能性はありそうです。
現状維持となりましたが、非常に巧妙な声明を発表した印象です

日銀「植田新総裁のデビュー戦」を1,000文字ぐらいにまとめてみた
https://newspicks.com/topics/koheimorinaga/posts/23
ポイントは、フォワードガイダンスの修正、一〜一年半かけての検証、25年度の慎重な物価見通しでしょう。
長期レビューと足元の政策判断は基本的に分け隔てて考察するということになりそうですが、やはり名目賃金を条件として物価上昇の進捗を評価するという意思表示を前面に押し出したのが見どころなのでしょう。マイナス金利解除は相当遠のいたということに。
植田先生らしい巧妙な作戦。
「金融政策運営の多角的なレビュー(点検)を1年から1年半かけて行う」とすれば、過剰な政治の介入も心配する必要なく、前任者のやったことを無理やり引き継がされることもなく、フリーハンドを確保して、納得のいく政策を打ち出すことができる。さすが、といわざるを得ない。
大規模な金融緩和政策を継続。
債券市場の機能低下といった副作用が指摘されていた長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正は見送ったとのこと。

金融株価は、なんて正直なのだろうか。
会合に対して、世の期待値が高かったことが一目でわかる。
10時半の期待の掛かった記事が出たときは、金融株は上昇。会見前から少しずつ下落してた株価。決定会合後は、一気に下落。日経平均株価は、上昇中。
それだけ多くの人が期待していたからこそだろう。

これからの日本経済は、日銀総裁にある。
私は、植田さんには期待しています。

▼日経電子版▼
【日銀、大規模緩和を維持 金融政策のレビュー実施へ】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB281J60Y3A420C2000000/
多角的なレビューを1〜1年半かけて行うが、必要があれば政策変更は行う。物価は安定的に2%を達成できる可能性が出てきているが、もうしばらく辛抱して緩和を続けたい。今年の春闘は予想を上回る賃金上昇が生まれている。どの発言もどっちなのと言われる内容ですが、中銀総裁としてあるべき発言だと思います。政策変更の意図は説明すべきですが、政策変更を市場に先読みされて動かれるのは良くない。市場の状況を見ながら政策対応も考えるという、極めて実務家的な発言だと思います。
日銀は28日の金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%とし、長期金利は0%程度に誘導する大規模な金融緩和策の維持を決めています
下記記事も
「日銀、金融政策のレビュー決定」
https://nordot.app/1024533093712281600

日銀のリリースはこちら
「当面の金融政策運営について」
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2023/k230428a.pdf

すでに日経新聞で報じられている内容もご参考です。
「日銀、長期緩和の検証実施へ 先行き指針も見直し検討」(日本経済新聞)
https://newspicks.com/news/8392985/
金融緩和は維持し、必要であれば追加で金融緩和するとのこと
日本の長期金利は一気に下落し、為替は円安、株価平均は上昇していますが銀行株は会見前の上げから大幅に下落をしていますね
植田総裁に代わって初の金融政策決定会合。
まずは現状維持の様子見からのスタートで、過去の金融緩和の検証とインフレ動向次第で今後の政策を調整していくのでしょう。