育休後、部下が37人→0人 「均等法違反」でアメックスに賠償命令
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外資系のような実力主義、成果主義に重きを置く企業は、確かにそうした客観的な指標のもとにみれば「男女平等」ではあるものの、実情としては子育てがあろうとなかろうと、男性と同じように働けることを前提としており、「男女公平」ではないことも多いです。
この、一見正しそうにみえるけれども、実は平等であっても公平なシステムではなく、見えないところに段差がある、というところを、どこまでメスを入れられるか、が本来ダイバーシティ経営の本質なのではないか、と思います。多様性を受け入れる、ということはその違いのもとに制度がどうあるべきか再考することであることに焦点を当てるべきタイミングなのかもしれません。
注目のコメント
アメックスの日本支社には素敵な女性リーダーも多くいます。日本はあくまで支社ですから、人員的にもリーンに経営されているでしょうし、もしかすると産休明けの配置転換とは違う意味合いもあったかもしれません。しかし、それにしても産休直後、この記事を見る限りはですが前職とは全く異なる職務で部長職というよりは肩叩き的配置転換、またリーダー職は乳児の子供がいたら出来ないと言った発言など地位そのものを育児を理由に否定、というのはポイントではないでしょうか?
日本の企業にはきっともっとダイレクトな同様の事例は多く存在するのではとも想像しますが、社員が訴訟を仕掛けるのは外資ならではかもしれません。
産休や育児を要因とした配置転換が起こらないようにしていくのは企業が当たり前に行うべきことだという意識が浸透すれば、むしろ必要な配置転換はできるようになるはずです。
産休明けって計画もしやすいと思うんですよね。基本復職時期がはっきりしているわけですから。
同様の異動の縛りは日本においてはメンタルなどの問題での休職明けの人材にも適用されますし、産休だけの問題ではありませんしね。通常こんな大きな外資系相手に訴訟を個人で起こすのは勇気がいることなので、まずはしっかりと法廷の場にこの問題を持っていこうと決意され実行された女性の方の強さがすごいなと刺激を受けます。
均等法違反だと判断されたこと自体は良かったと思いつつ、たった220万円か。。。そんなものなのか。。。と残念に思います。
それなりの営業職ポジションの女性の方の年収の半分にも満たないのではないでしょうか。訴訟に至るまでの理不尽な状況に置かれた悔しい思いや訴訟中の精神的なストレスなどを考えると、企業にとってそんなに大きな金額ではない220万円で解決、となるのは外野の人間としてはやるせない気持ちになってしまいます。企業側に違反として賠償命令が下りたという事が、今後に影響を与えるので良いと思います。他の企業も、このニュースを見て背筋が伸びたのではと思います。
>16年8月に復帰したが、女性が率いたチームは休業中に組織変更で消滅していた。同じ部長級ながら、部下を持たずに新規販路を開拓をする新設ポストに配置され、電話営業を指示された。
この文章だけ見ても、これをされたら私も絶対に嫌ですね。
新設ポストまではよくありますが、電話営業を指示、その他パワハラ的な発言は、文面上からみると正すべき事実。
更にどんな理由があろうが、
「私もああなりたくない」と社内で噂になり語り継がれてしまう。
泣き寝入りもしたくない。この事実を繰り返したくない。という正義感で、動かれた当事者の方に感謝の気持ちをお送りしたいです。