香川県以外でも全国旅行支援の終了後に独自キャンペーンを検討しているようです。誘客キャンペーンを否定するわけではありませんが、既に全国的に人流が戻っている中で割引を継続することには疑問があります。仕事柄、毎日のように飛行機や新幹線、宿泊施設を利用している者としては、連日の満席・満室状態と料金高騰で四苦八苦しています。
観光関連産業活性化のために公的資金を投入するのであれば、旅行者に対して割引するよりも地元人材の育成やインフラ整備に使ってもらいたいと思います。特に現場よりも経営者の経営能力が向上しない限りは、自らの集客努力よりも割引キャンペーンに頼ろうとします。しかも、どこの現場も人員不足に陥り稼働率を上げることも出来ません。行政が後押しするべきことは、DX化と共に高付加価値な商品・サービス化を進め、利益が人件費と諸経費が地元に回ることで生産性を向上させることだと考えます。