ドイツ車、中国市場で劣勢 EVが変えた業界勢力図
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2021年の自動車販売の国別ランキングと販売台数は以下の通りです。
中国は世界販売台数の3割を占めています。日本は3位ですが、中国の1/8でしかありません。
日本で売れようと、売れまいと、中国(+米国)で売れないと自動車会社は生き残れないのです。逆に言えば、日本メーカーにとって日本市場の優先順位はそれほど高くありません。
1位:中国 - 約2813万台
2位:アメリカ - 約1508万台
3位:日本 - 約375万台
4位:ドイツ - 約281万台
5位:インド - 約256万台
6位:イギリス - 約207万台
7位:フランス - 約173万台
8位:イタリア - 約155万台
9位:ブラジル - 約131万台
10位:韓国 - 約119万台
欧州車は販売の3割を中国市場に依存、トヨタも2割が中国です。かつての中国の自動車ユーザーは「Made in China」を嫌う傾向がありましたが、若い方を中心に考え方が急速に変わっています。特にEVについては「中国が一番進んでいる」とほとんどの人が考えています。
自国市場が小さい欧州、日本のメーカーにとって、中国市場で台数を落とし、更には長年凋落傾向にあったGMやFORDがEVにより米国国内市場で復活してきたら大変厳しい状況に追い込まれます。ドイツ製EVの修理費は高額で、新車保証が切れた後も乗り続けるのは金銭的リスクを伴う。将来の下取り額も見通せない。そもそもEVは都市中心部の乗り入れ規制を回避する手段に過ぎず、この目的にリスクを負う必要もない。
ドイツ車を買うなら安心のガソリン車を選ぶ人が多いのは理解できます。